情報センター
【7月イベント】2024夏のオープンシアターのお知らせ
〈2024 夏のオープンシアターのお知らせ〉
情報センターでは7月も、週末と水曜日にオープンシアターを開催いたします!
劇場オープンスペースで開催中の「新国立劇場 初台アート・ロフト」の展示作品の舞台記録映像のほか、
劇場所蔵のDVDコレクションも上映いたします。
ビデオシアターの大画面で鑑賞できるまたとない機会に、ぜひお立ち寄りください。
●ウイークエンド オープンシアター(土日に開催のオープンシアターです)
7/7(日) BBCシェイクスピア コレクション DAY
①演劇「テンペスト」(1980年2月27日初回放送)
演出:ジョン・ゴリー
プロスペロー:マイケル・ホーダーン
キャリバン:ウォーレン・クラーク
ミランダ:ピパ・ガード
②演劇「ヴェニスの商人」(1980年12月17日初回放送)
演出:ジャック・ゴールド
シャイロック:ウォーレン・ミッチェル
ポーシャ:ジェマ・ジョーンズ
1978年、シェイクスピアの全戯曲集を映像化するという偉業に乗り出したBBC。演劇界・TV界から最高の演出陣が集められ、名優らによる迫真の演技が実現した。原作への忠実な取り組みが高く評価された作品群は多くの賞賛を得た。
7/13(土) 「夏の夜の夢」 DAY
①BBCシェイクスピア コレクション「夏の夜の夢」(1981年12月13日初回放送)
演出:イライジャ・モシンスキー
タイターニア:ヘレン・ミレン
オーベロン:ピーター・マッケナリー
パック:フィル・ダニエルズ
ライサンダー:ロバート・リンゼイ
このシリーズは、様々なキャスティングによって、当時のテレビ文化にも違和感なく溶け込むことができた。70年代後半のシットコムで知られるロバート・リンゼイは、『十二夜』の端役で初めて出演し、『夏の夜の夢』『シンベリン』『から騒ぎ』とだんだんと大きな役を任されていった。リンゼイはその後ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーで、リチャード三世役も演じている。彼のように、出演者たちが第一級のシェイクスピア俳優へと成熟していく姿を追うことができるのも、このシリーズの強みである。
②アンブロワーズ・トマ 歌劇「夏の夜の夢」(1994年5月7日収録)
指揮:ミシェル・スヴィエルチェフスキ/演出:ピエール・ジュルダン
エリザベス一世:ギスレーヌ・ラファエル
ウィリアム・シェイクスピア:アラン・ガブリエル
フォルスタッフ:ジャン=フィリップ・クルティス
1994年、フランス・コンピエーニョ音楽祭で上演されたアンブロワーズ・トマ作曲『夏の夜の夢』(1850年制作)。巨匠、ピエール・ジュルダンが芸術監督・演出・収録監督をつとめた名プロダクションで、ユーロトンネル開通記念公演であった。シェイクスピア原作の「夏の夜の夢」のオペラ化ではなく、むしろシェイクスピアの楽屋裏話で、シェイクスピア自身やファルスタッフ、英国女王エリザベス一世が登場する喜劇。トマは当時ヴェルディに匹敵する成功を収めた19世紀フランスのオペラ作曲家。フランス人歌手たちが最高に美しいフランス語で語り、歌う夢のような世界。
7/20(土) 「サロメ」 DAY
①オペラ「サロメ」(2004年3月4日収録)
指揮:フリードリヒ・ハイダー/演出:アウグスト・エファーディング
サロメ:エヴァ・ヨハンソン
ヘロデ:ハインツ・ツェドニク
ヘロディアス:片桐仁美
ヨハナーン:アラン・タイタス
ドイツ演出界の巨匠エファーディンクが手がけ、バイエルン州立歌劇場で上演されてきた名舞台。歌唱テクニック、演技力、そして有名な"7つのヴェールの踊り"を踊りきる力の要求される難役サロメには、2001年フランクフルト・オペラに同役デビューしセンセーションを巻き起こしたエヴァ・ヨハンソンが登場。ヨハナーンは、圧倒的な歌唱力と存在感のアラン・タイタスが演じる。
②演劇「サロメ」(2012年6月15日収録)
演出:宮本亜門
サロメ:多部未華子
ヨカナーン:成河
へロディア:麻実れい
ヘロデ・アンティパス:奥田瑛二
小説家 平野啓一郎によるこれまでの『サロメ』の印象をがらりと変えるほど魅力的な現代語新訳『サロメ』。ストレートプレイでは新国立劇場初演出となる宮本亜門。タイトルロールに抜擢されたのは多部未華子。群集劇ならではの多彩な面々による舞台となった。オペラと演劇の「サロメ」の見比べ上映です。
7/27(土)~ 30(火) キッズシアター DAY②
夏休みのオペラやバレエの観賞体験をしてみませんか?
お子様にも楽しんでいただけるよう、動きに変化が多い作品や、衣裳や舞台美術の美しい作品、
「シンデレラ」や「白鳥の湖」など馴染みやすい全8作品(オペラ4作品、バレエ4作品)をラインナップしました。
以下に、公演写真とともに全作品をご紹介します。
指揮:ガルシア・ナバッロ/演出・美術・衣裳:フランコ・ゼッフィレッリ
エジプト国王:カルロ・ストゥリウリ
アムネリス:ニーナ・テレンティエヴァ
アイーダ:マリア・グレギーナ
ラダメス:ホセ・クーラ
●水曜日のマチネ(平日開催のオープンシアターです)
7/10(水) 舞台装置必見!オペラの回①
〇オペラ「パルジファル」(2014年10月1日収録)
指揮:飯守泰次郎/演出:ハリー・クプファー
アムフォルタス:エギルス・シリンス
ティトゥレル: 長谷川 顕
グルネマンツ:ジョン・トムリンソン
パルジファル:クリスティアン・フランツ
クリングゾル:ロバート・ボーク
クンドリー:エヴェリン・ヘルリツィウス
8トンの「メッサ―」をどうやって1点で支えるか。64万個のLEDの「光の道」。誰も経験したことのない舞台装置に挑戦!
ドイツの名演出家、ハリー・クプファーによる「パルジファル」は、新国立劇場の機構を駆使した大掛かりな舞台となりました。メインの装置となるのが、聖槍の象徴となる1点で支える8トンもの「メッサ―」(ナイフの意味)と、舞台の中心に置かれる64万個のLEDを床に敷き詰めた「光の道」。その制作には、経験したことのない技術的難問の数々が立ちはだかりました。ドイツ・スイスの技術者と劇場の大勢のスタッフが、初日ギリギリまで悪戦苦闘を続けることになりました。舞台上でエレガントに動く「メッサ―」やLEDの床の具現化には、多くの専門技術者たちの高度な知恵と緻密な計算、そして突破力がありました。たった5公演のためだけに作られた贅沢な装置もあわせてご堪能ください!
7/24(水) 舞台装置必見!オペラの回②
〇オペラ「アイーダ」(1998年1月17日収録)
指揮:ガルシア・ナバッロ/演出・美術・衣裳:フランコ・ゼッフィレッリ
エジプト国王:カルロ・ストゥリウリ
アムネリス:ニーナ・テレンティエヴァ
アイーダ:マリア・グレギーナ
ラダメス:ホセ・クーラ
ランフィス:カルロ・コロンバーラ
アモナズロ: グレッグ・ベーカー
完全無欠、荘厳にして重厚。ゼッフィレッリ渾身のスペクタクル・オペラ。
ヴェルディの最高傑作「アイーダ」は、新国立劇場では1998年に開場記念公演として制作されました。映画・オペラ界の巨匠フランコ・ゼッフィレッリが演出・美術・衣裳すべてを手がけましたが、新国立劇場のもつプロダクションの中でも最も豪華絢爛なものとなりました。歴史的考証に基づいた解釈で完璧に制作された宮殿、衣裳、装身具などの舞台美術により、古代エジプトの世界が圧倒的スケール感で迫ってきます。総勢400名以上の出演者、本物の馬が登場する第2幕の「凱旋行進曲」のシーンなど、一大パノラマに息をのむばかりです。
●【予告】今後のオープンシアター ラインナップ
【9月】:ウイークエンド・オープンシアターでは、ワーグナーの楽劇4部作「ニーベルングの指環」を上演します!
指揮 飯守泰次郎、演出 ゲッツ・フリードリヒ
【キャスト】
ステファン・グールド/ペトラ・ラング/エレナ・ツィトコーワ/グリア・グリムスレイ/島村武男/安藤赴美子 他
※上演日時、各作品の詳細につきましては、8月に新国立劇場ホームページにてお知らせします。
2024夏のオープンシアター 詳細
■会場
5階情報センター ビデオシアター
■開催日時
(ウイークエンド・オープンシアター)
7/ 7(日), 13(土), 20(土),
27(土)~ 30(日)
11:00~18:00(最終入室は17:30です)
(水曜日のマチネ)
7/ 10(水), 24(水)
13:00~18:00(最終入室は17:30です)
■入場
無料(出入りは自由です)
■以下、予めご確認ください。
・上映順はランダムです。演目や上映時間をご指定いただくことはできません。
・出入り自由のイベントです。お席の確保や場所取りはできません。
・水分補給以外のご飲食はお断りいたします。
・情報センターのご利用にあたっては、資料閲覧証が必要です。
(受付カウンターで発行できます。住所・氏名・生年月日を確認できる身分証明書をお持ちください)
■関連リンク
■オープンシアター上映表