研修所ニュース

新国立劇場 尾﨑理事長の特別講義(サロン)を開催しました

 

新国立劇場研修所では、さまざまな分野において第一線で活躍されている方を講師としてお招きする特別講義(サロン)を定期的に開催し、研修生が専門外の広く豊かな知識と教養を身につけるきっかけとしています。

 

 この度は、本年4月に入所したオペラ・バレエ・演劇の三研修所の新入生を対象に、新国立劇場 尾﨑元規理事長による特別講義を行いました。

 

 尾﨑理事長は、「劇場運営の理念、舞台人として」をテーマに、新国立劇場がどのような劇場を目指しているのか、また研修生たちがプロの舞台人となるために、これからどのような心構えを持って研修に臨むべきかを、"琴ならし"という故事を例にあげて話されました。「ただ自分の主張を押しつけるのではなく、お客様との"気持ちの交感"ができる演じ手になってください。そのために、"技術"と"感性"のどちらも磨いていくように」とのお話に、研修生たちは熱心に聞き入っていました。

 

 研修生からは、新国立劇場の基本方針や理念を踏まえて、海外の劇場や地方の劇場との交流についてなどの質問があがり、研修生としての自覚を新たにする、充実した講義となりました。