研修所ニュース

「バレエ・アステラス☆2015」が開催されました

7月19日(日)、新国立劇場オペラパレスにて、文化庁委託事業 平成27年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業「バレエ・アステラス☆2015」が華やかに開催されました。

海外で活躍する若手日本人ダンサーと国内バレエ団ダンサー、新国立劇場バレエ研修所研修生が一同に会し、デヴィッド・ガルフォース氏が指揮する東京フィルハーモニー交響楽団の音楽にのせてそれぞれの演目を披露。6回目を迎えた今年も大勢のお客様にご来場いただきました。


オープニングを飾ったのは新国立劇場研修所 第11期、12期研修生の「シンフォニエッタ」。国内外で活躍するダンサーたちに刺激を受けながら、日ごろの練習の成果を存分に発揮しました。

 

第1部では兵庫県 貞松・浜田バレエ団上山榛名&塚本士朗がロマンティック・バレエの名作「ラ・シルフィード」

アメリカ合衆国 インディアナ・バレエ・コンサヴァトリーフォガティみこ&元カナダ国立バレエ団ノア・ロングがバレエ・コンサートには必須の「グラン・パ・クラシック」

ルーマニア ブカレスト国立歌劇場バレエ団奥野 凜&ロベルト・エナケはゆったりと感情豊かに「『白鳥の湖』第2幕アダージォ」

ドイツ バイエルン国立歌劇場ミュンヘンバレエ団河野舞衣&ジェイムズ・リトルはもうひとつの白鳥、ノイマイヤーの「『幻想~白鳥の湖のように~』クレアとアレクサンダーのパ・ド・ドゥ」

そして第1部の最後は新国立劇場バレエ団木村優里&井澤 駿が登場し、「『ドン・キホーテ』第3幕グラン・パ・ド・ドゥ」を踊ると会場には「ブラボー」の声が響き渡りました。

 

第2部では東京のスターダンサーズ・バレエ団林ゆりえ&木下嘉人が鈴木 稔新演出の「『シンデレラ』グラン・パ・ド・ドゥ」

ロシア国立バレエモスクワ多久田さやか&牧阿佐美バレヱ団清瀧千晴が力強く華々しい「パリの炎」

ルーマニア ブカレスト国立歌劇場バレエ団日髙世菜&吉田周平がプティパの「『海賊』奴隷のパ・ド・ドゥ」を踊ると

それに応えるように東京 谷桃子バレエ団齊藤 耀&三木雄馬「『海賊』グラン・パ・ド・ドゥ」

ドイツ べルリン国立バレエ菅野茉里奈&ウェイ・ワンがプティの「『アルルの女』より抜粋」を見事に演じました。

そしてフィナーレを飾ったのは「『バレエの情景』Op.52より第8曲"ポロネーズ"」。

オーケストラの演奏にのせて出演者全員が登場すると、鳴りやまない拍手と共にカーテンコールが続きました。

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バレエ・アステラス☆2015出演者


終演後に行われたパーティーでは、理事長の尾﨑元規が関係者へのお礼とともに、「これからも若手バレエダンサーが集う場としての充実を図りたい」と挨拶。続く新国立劇場バレエ研修所長の牧 阿佐美が、「バレエ・アステラス」が、若手ダンサーたちがお互いに切磋琢磨し競い合う場として、また、情報交換の場として海外でも認知されていることに触れ、「アステラスをこれからも大事に続けていきたい」と述べました。また、「バレエ・アステラス」の誕生にご尽力いただいた浮島とも子 衆議院議員からも応援のメッセージをいただきました。


新国立劇場はこれからも国内外の日本人ダンサーを応援して参ります。

若きダンサーたちの一層の活躍にご期待ください。


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尾﨑元規 理事長
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牧 阿佐美 バレエ研修所長


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浮島とも子 衆議院議員
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デヴィッド・ガルフォース 指揮者


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パーティーに集まった出演者