プロフィール

【振付】 石井 潤  Choreography : Ishii Jun
1948年京都市生まれ。チャイコフスキー記念東京バレエ団を経て、69年に第1回モスクワ国際バレエコンクールで第3位銅賞を受賞。その後、スイス、ドイツのバレエ団でソリストとして活躍。83年に帰国後は、各バレエ団に客演しながら、幅広い活躍を続けている。新国立劇場では、創設当時からバレエマスターとして活動する。1997年開場記念公演「梵鐘の聲〜平家物語より〜」で全幕バレエの台本・演出・振付を行い、東京新聞・舞踊芸術賞を受賞。2000年にはJ−バレエの「十二夜」でも高い評価を得る。2005年3月初演の「カルメン」ではクラシックの手法をベースにしながら現代的で巧妙に入り組んだ造形力を持った振付で、好評を博した。

【指 揮】大井剛史  Conductor :Oi Takeshi
 1974年東京都生まれ、栃木県育ち。17歳より指揮法を松尾葉子氏に師事。東京芸術大学音楽学部指揮科を卒業後、1999年同大学大学院音楽研究科指揮専攻修了。学内にて若杉弘、故岩城宏之の各氏に指導を受ける。1996年安宅賞受賞。その後、ヴェルビエ音楽祭にてジェイムズ・レヴァイン、クルト・マズアの両氏に、シエナ・キジアーナ音楽院においてジャンルイジ・ジェルメッティ氏に、それぞれ指揮法を師事。2002 年、新国立劇場中劇場におけるモーツァルト劇場公演「ペレアスとメリザンド」(ドビュッシー)を指揮して、オペラ指揮者として本格的にデビュー。以後現在までに、「アポロとヒュアキントス」(モーツァルト)から、初演を手掛けた「不思議の国のアリス」(木下牧子)に至る、幅広いレパートリーを指揮している。また新国立劇場をはじめとする数々のオペラ公演の副指揮者・合唱指揮者としても活動した。牧阿佐美バレエ団との共演や、ジャニーズの「嵐」と共演したミュージカル「ウェスト・サイド・ストーリー」(バーンスタイン)の指揮など、オペラ以外の舞台音楽にも積極的に取り組んでいる。オーケストラ指揮者としては、仙台フィルハーモニー管弦楽団の副指揮者を務めたのち、東京フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、東京ニューシティ管弦楽団、ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉、群馬交響楽団、山形交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、九州交響楽団、東京佼成ウインドオーケストラなどのオーケストラを指揮している。現在、チェコ・フィルハーモニー管弦楽団において研修中。

イルギス・ガリムーリン Ilgiz Galimullin
<国立モスクワ・クラシカルバレエ>
モスクワ生まれ。1975年にモスクワ舞踊学校(ボリジョイ・バレエ学校)に入学し、83年卒業と同時に国立モスクワ・クラシカルバレエに入団。86年にヴァルナ国際バレエコンクールで第1位金賞を受賞。強靭で華麗なテクニックでスターダンサーとなる。たびたびの来日で日本での知名度、人気も高い。92年にロシア共和国功労芸術家の称号を受けた。レパートリーはチャイコフスキーの三大バレエをはじめとする古典バレエの主役の他、「海賊」のアリ、「ロミオとジュリエット」のティボルトなどテクニック面の見せ場が多いキャラクターや「カルメン」「アルルの女」「三銃士」といった現代作品まで幅広い。新国立劇場では「くるみ割り人形」「シンデレラ」の王子、「ドン・キホーテ」のバジルとエスパーダ、「白鳥の湖」の道化とパ・ド・トロワ、「四つの最後の歌」「ドゥエンデ」、初演時「カルメン」ホセ、初演時「ライモンダ」のアブデラクマンなど数多く出演している。

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