ローラン・プティの「コッペリア」

  • 2006/2007 Season Ballet
    [New Production]
    Roland Petit’s COPPÉLIA
  • オペラ劇場

小粋でおしゃれなプティの傑作バレエが新登場

『コッペリア』は、現代バレエの巨匠ローラン・プティがマルセイユ・バレエ時代の1975年に発表し、ストーリーを大胆に読みかえた画期的な新演出で全世界の話題となりました。おしゃれな恋の駆け引きを繰り広げるスワニルダとフランツの溌溂とした若々しさと、自動人形コッペリアを相手にダンディにワルツを踊る老紳士コッペリウスの哀歓が、ユーモアとペーソスを漂わせつつ対照的に描かれています。新国立劇場でおなじみの『こうもり』同様、プティ作品ならではのエスプリが全編にちりばめられ、一度見たら忘れられない印象的なラストが心にしみいります。
小粋で遊び心に溢れたプティ版『コッペリア』。プティ・マジックによる極上のエンターテインメントをどうぞご堪能ください。


ものがたり

コッペリウスはフロックコートの似合うダンディな老紳士。若い娘スワニルダに密かな恋心を抱いているようだが、スワニルダは恋仲の青年フランツに夢中。そのフランツはコッペリウスの家の窓で読書をする娘コッペリア(実は自動人形)が気になっている。やきもちを焼くスワニルダとコッペリアに会いたいフランツは、それぞれ、留守中のコッペリウスの家に忍び込む・・・