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ガラスの動物園
THE GLASS MENAGERIE
ガラスの動物園
小劇場

スタッフ
作     :テネシー・ウィリアムズ
翻訳    :小田島雄志
演出    :イリーナ・ブルック

美術    :ノエル・ジネフリ
照明    :服部 基
音楽    :フランク・フレンジー
音響    :黒野 尚
衣裳    :黒須はな子
ヘアメイク :西川直子
振付    :田井中智子
演出助手  :鈴木ひがし
舞台監督  :米倉幸雄

芸術監督  :栗山民也
主催    :新国立劇場

キャスト
木内みどり  中嶋朋子  石母田史朗  木場勝己

公演日程

開場は開演の30分前です。

前売り開始日
2005年12月4日(日) 10:00〜
ボックスオフィス 03-5352-9999
※ボックスオフィスの詳細はこちら

チケット料金
席種AB
料金5,250円3,150円
Z席=1,500円/当日学生券=50%割引(公演当日のみボックスオフィスとチケットぴあ一部店舗にて販売・1人1枚・電話予約不可・詳しくはボックスオフィスまでお問い合わせください)
●公演日、席種によっては、お求めになれないことがあります

チケット取り扱い
チケットぴあ 0570-02-9999
 プッシュホン自動予約 0570-02-9966 (Pコード364-554)
 インターネット予約 http://pia.jp/t (11/24(木)〜29(火):プレリザーブ受付)
イープラス http://eee.eplus.co.jp
CNプレイガイド http://www.cnplayguide.com
ローソンチケット 0570-000-777
 プッシュホン自動予約 0570-063-003(Lコード30605)



ぬぐい去れぬ家族への郷愁。
過去から逃れた男がたどる<追憶の劇>
フランス気鋭の演出家による注目の舞台が登場。


「人は何かに心動かされたくて劇場に来るの」という信念をもつ演出家イリーナ・ブルック。彼女は、テネシー・ウィリアムズの『ガラスの動物園』には、その「心を動かす」大きな力が存在しているのだと語ります。
『ガラスの動物園』は劇作家テネシー・ウィリアムズの出世作となり、1945年のブロードウェイの大ヒット・ロングラン以来、数ある彼の戯曲の中でも、世界中の観客から最も愛されてきた作品です。その魅力は演劇界にとどまらず文学作品としても高い評価と人気を誇っています。登場人物は4人。家族を執拗に愛し昔の夢を捨てきれない母アマンダ、内向的な姉ローラ、一家を支える息子のトム、ローラが憧れる青年ジム。舞台は彼らとの生活を回想する、トムの台詞から静かに始まります。このトムは作者自身の投影とも言われ、劇の進行役となって観客に自らの思い出を語りかけていくのです。演出のイリーナは今回の舞台で、トムの年齢を彼が回想している時(中年)の年齢に設定し、更に<思い出の劇>を印象付けます。
イリーナは、現代演劇界の巨匠ピーター・ブルックを実父に持ち、現在ヨーロッパ各国から注目される気鋭の演出家です。今回は実力派揃いの日本人俳優とのコラボレーションに期待が高まります。人物の心理を敏感にすくい取る演出で、美しくノスタルジックな場面が幾重にも重なり、繊細で哀愁漂う追憶の劇に、是非「心動かされて」下さい。

ものがたり

1930年代、アメリカ・セントルイスの裏通り。ウィングフィールド一家はその路地裏のアパートに部屋を借りてひっそりと暮らしている。母アマンダは子どもたちの将来に過剰なまでの期待を抱くが、父親が出奔した家を支えて製靴会社で働く息子トムと口論になりがちである。娘のローラは足が不自由なため極度の内気で、コレクションのガラス細工にのみ心を許し、仕事も得られず婚期も遅れている。ある日トムが会社の同僚のジムをローラの結婚相手にと夕食に招待する。浮かれはしゃぐアマンダ、ローラもジムが高校時代の憧れの同級生と知り動揺してしまう。「実社会からの使者」としてのジムの来訪よって、この家族につかの間の幸せがおとずれるが…

『日本の女性には家族、社会という大きな枠の中で自分を抑えているようなローラに共感できる方が多いのでは。とても繊細なところがあって、心を動かすような涙を誘うような作品に敏感なんです。』                         イリーナ・ブルック
18歳のとき、ニューヨークのステラ・アデラーから演技指導を受け、オフ・ブロードウェイで様々な作品に出演、後に英国で演劇、映画、テレビ等に出演。1996年ロンドンで演出家としてデビューした後、98年フランスで「月の上の獣」でモリエール賞最優秀演出賞を受賞。「終わりよければすべてよし」をアリアーヌ・ムシュキンの太陽劇団のために演出。99年にオペラ「魔笛」をダン・ジャメットと共同演出、パリ・アトリエ劇場で「響き」を演出し、モリエール賞新人女性演劇人賞。2000年「ガラスの動物園」を演出、フランス著作権協会から新人賞。02年エクサンプロヴァンス音楽祭でオペラ「エウゲニ・オネーギン」を演出。演出家のピーター・ブルックは実父。
木内みどり中嶋朋子石母田史朗木場勝己


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