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なよたけ
NAYOTAKE
中劇場 PLAYHOUSE

<スタッフ>
 
:加藤道夫   演出 :木村光一      
               
美術 :島次郎   照明 :服部基   音楽 :松村禎三
音響 :深川定次   衣裳 :半田悦子   演出助手 :山下悟
舞台監督 :梅山茂            
               
企画 :渡辺浩子   主催 :新国立劇場      

<キャスト>
 
中村橋之助   小島聖   福井貴一
増沢望   北村和夫   篠井英介
菅野菜保之   近石真介    

<公演日程>
 
4月 11
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●1:00      
●6:30              
開場は開演の60分前です。
17日(月)は休演です。

<前売り開始日>
  2000年 2月13日(日) 10:00〜

<チケット料金>
  S席:6,300円   A席:5,250円   B席:3,150円

  なよたけのチラシ この腕になよたけを抱いたは夢なのか?
若者の愛と幻想から生まれた「竹取物語」。

「竹取物語」は斯うして生れた。世の中のどんなに偉い學者達が、どんなに精密な考証を楯に此の説を一笑に付さうとしても、作者は唯もう執拗に主張し続けるだけなのです。『いえ、竹取物語は斯うして生れたのです。そしてその作者は石ノ上ノ文麻呂と云ふ人です。・・・・』
 加藤道夫「なよたけ」の冒頭より

平安時代の初期に書かれたといわれる、日本最古の創作物語である「竹取物語」。作者未詳の、いわゆる「かぐや姫」として親しまれている物語は、いったいどのように生み出されたのか。石ノ上ノ文麻呂という青年の魂の彷徨を、みずみずしく豊かな想像力で構成したのが、この『なよたけ』です。現実の人生のなかで現身のなよたけを失うものの、「竹取物語」を完成することによって、永遠のなよたけを手にいれる・・・・美しい日本語、美しくも凛とした物語。戦後演劇の珠玉の名作が、数々の傑作を送り続けている円熟・木村光一の演出、さまざまなジャンルで活躍する魅力的なキャストによって、新しい『なよたけ』として生まれます。

ものがたり

石ノ上ノ文麻呂(中村橋之助)は、平安中期、為政者たちが権力と逸楽の生活にふけり、正義が地におちた時代に生まれる。文麻呂の父、綾麻呂(菅野菜保之)は、時の権力者・大納言大伴ノ御行(篠井英介)の術策により、東国に左遷される。寂しさと孤独のなかで文麻呂は、友人の清原ノ秀臣(福井貴一)により貧しい竹籠つくりの老爺(北村和夫)の娘なよたけ(小島聖)を知る。天女のような清らかな娘のなかに、純粋で自然な真実の美しさを発見し、恋におちる。だが、仇敵の大納言大伴ノ御行もまた、なよたけに恋をしていた。文麻呂を心配する友人・小野ノ連(増沢望)と石ノ上家の老従僕・瓜生ノ衛門(近石真介)。そして京都・葵祭、運命の日を迎えるのだった・・・・。


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