オペラ
バレエ&ダンス
演劇
貸し劇場公演
バックステージツアー
新国立劇場Webボックスオフィス
ボックスオフィス
グループでのお申し込み

   
仮柳

芸術監督 :五十嵐喜芳
作曲 :ジュゼッペ・ヴェルディ
台本 :アントーニオ・ソンマ
指揮 :パオロ・オルミ
演出 :アルベルト・ファッシーニ
装置・衣装 :パスクアーレ・グロッシ
照明 :奥畑康夫
合唱指揮 :及川貢
舞台監督 :菅原多敢弘
演出助手 :ジョセフ・リー/粟國淳/澤田康子
副指揮 :福森湘/須藤桂司/工藤俊幸/小崎雅弘
合唱 :新国立劇場合唱団/藤原歌劇団合唱部
管弦楽 :東京フィルハーモニー交響楽団

   
<出演者>
アメーリア :マリア・グレギーナ(21・23・26・30) 立野至美(25・28)
リッカルド :アルベルト・クピード(21・23・26・28) 市原多朗(25・30)
レナート :カルロ・グエルフィ(21・23・25・28) 堀内康雄(26・30)
ウルリカ :マリアーナ・ペンチェーヴァ(21・25・28・30)岩森美里(23・26)
オスカル :ヴィクトリア・ルキアネッツ(21・25・28・30)山崎美奈(23・26)
シルヴァーノ :豊島雄一(21・25・28) 矢田部一弘(23・26・30)
サムエル :久保田真澄(21・25・28) 田島達也(23・26・30)
トム :彭康亮(21・25・28) 長谷川顯(23・26・30)
判事 :於保郁夫(21・25・28) 石川誠二(23・26・30)
アメーリアの召使い:石川誠二(21・25・28) 於保郁夫(23・26・30)

<日程>

1999年9月 21日(火)18:30〜
  23日(木)15:00〜
  25日(土)15:00〜
  26日(日)15:00〜
  28日(火)18:30〜
  30日(木)18:30〜
  ※開場は開演の60分前


<料金>

S席:23,100円
A席:18,900円
B席:14,700円
C席:11,550円
D席: 7,350円
E席: 4,200円
Z席: 1,500円
(Z席は当日販売のみ)

前売開始 :1999年 5月29日(土)10:00〜


仮面舞踏会のチラシ あらすじ
 17世紀末、イギリスの植民都市ボストン。総督リッカルドを讃える声に紛れて、総督暗殺の陰謀が囁かれている。リッカルドの秘書で親友でもあるレナートは、彼の身を誰よりも案じている。しかし、リッカルドはこの忠実な部下の妻アメーリアを密かに愛していた。リッカルドは、巷で評判の女占い師ウルリカの話に興味をそそられ、自ら変装をして彼女を訪ねる。ウルリカはリッカルドとは知らずにその手相を見て、「今日、最初に握手する人物に殺される」と予言する。そこへ遅れてやってきたレナートがリッカルドに挨拶し、彼の手を握る。アメーリアも、不倫の恋の苦しみを癒そうとウルリカに助言を求め、「真夜中に一人で郊外の処刑台に生える草を摘んでくるように」と言われる。
 真夜中、ボストン郊外の処刑場でアメーリアが恐怖に震えていると、リッカルドが現れ、驚くアメーリアへ愛を告白する。アメーリアも秘めた想いを打ち明け、二人が不倫の愛と苦しみに陶酔していると、リッカルドの身を案じたレナートが、暗殺を企てる一行の尾行を知らせに来る。リッカルドは顔をベールで隠したアメーリアをレナートに託して逃げ去るが、リッカルドをとり逃した陰謀家達の前でアメーリアとリッカルドが一緒にいた事が判明し、レナートは嘲笑の中で愕然とする。
 妻の裏切りを知ったレナートは、死によって罪を償うようアメーリアに迫り、リッカルドへの復讐を誓って仮面舞踏会での総督暗殺計画に加わる。一方、リッカルドはレナート夫婦をイギリス本国に送還し、自分の恋も清算しようと決心する。そして、華やかな仮面舞踏会会場で悲劇が起こる。レナートに刺された瀕死のリッカルドは、彼に帰国栄転の任命書を差し出してアメーリアの潔白を誓い、夫婦の幸福を祈って息絶える。
 99/00シーズン開幕作品。三角関係の愛と苦しみ、総督暗殺の陰謀…。運命の仮面舞踏会の幕が上がります。
 「リゴレット」「イル・トロヴァトーレ」「椿姫」の成功でイタリア・浪慢主義の代表的作曲家の仲間入りを果たしたヴェルディが、フランス・グランド・オペラの持つ壮大なスケール感と風格を取り入れる事に成功した「仮面舞踏会」。フランスの劇作家E.スクリーブの戯曲『ギュスタヴ3世』をもとに、A.ソンマが台本化したもので、スウェーデン国王グスタフ3世が仮面舞踏会で腹心に暗殺される物語です。この国王暗殺という実話に基づいた台本が、ナポレオン3世の暗殺未遂事件発生と重なって検閲を通らず、約2年間の紆余曲折を経て1859年に改訂版がローマで初演されました。これは、音楽は同じで舞台設定を17世紀ボストン、主人公を総督リッカルドとしたものですが、最近ではスウェーデンを舞台に、役柄の呼び方も改定前のオリジナル版に戻した上演も増えています。今回の新国立劇場公演ではA.ファッシーニ演出、初演と同じボストン版で上演します。民衆に慕われる総督と、彼に忠実な秘書の妻アメーリアとの不倫の恋、妻に裏切られた夫の復讐心、総督暗殺の陰謀、女占い師による死の予言…。はらはらと手に汗握るストーリーを、躍動感ある音楽が前へ前へと推し進める迫力は、ヴェルディの作品中でも際立った魅力を放っています。オペラハウスのシーズン開幕公演にどうぞ御期待ください。


このページのトップへ