モーツァルト:「魔笛」(原語上演/字幕付き)

芸術監督 :畑中良輔         
指揮   :大野和士         
演出   :ミヒャエル・ハンペ    
                   
合唱   :新国立劇場合唱団     
管弦楽  :新星日本交響楽団     
合唱指揮 :河地良智         
美術・衣裳:ヘニング・フォン・ギールケ
照明   :高沢立生         
舞台監督 :大仁田雅彦        
演出補  :高島勲          

1998年 5月 6日(水)18:30 
9日(土)15:00 
12日(火)14:00 
14日(木)18:30 
  8日(金)18:30
 10日(日)15:00
 13日(水)13:30
 <7回公演>

S席;18,900 円
A席;15,750 円
B席;12,600 円
C席; 9,450 円
D席; 6,300 円
E席; 3,150 円


<配役>
(6,8,10,13日) (9,12,14日)
[ザラストロ ] 彭康亮 志村文彦
[タミーノ  ] 永田峰雄 吉田浩之
[弁者    ] 木村俊光 多田羅迪夫
[夜の女王  ] 崔岩光(6,8,12,14日) 菅英三子(9,10,13日)
[パミーナ  ] 大島洋子 斉田正子
[侍女1   ] 大川隆子 緑川まり
[侍女2   ] 白土理香 大橋ゆり
[侍女3   ] 志村年子 菅有実子
[童子1   ] 幸田浩子 齊藤恵
[童子2   ] 須藤由里 安陪恵美子
[童子3   ] 藤井亜紀 津久井明子
[パパゲーノ ] 河野克典 近藤均
[パパゲーナ ] 高橋薫子 番場ちひろ
[モノスタトス] 宮崎義昭 佐藤光政
[僧侶    ] 吉田伸昭 牧川修一
[武士1   ] 前多孝一 太田実
[武士2   ] 末吉利行 上江法明

やむを得ない事情により出演者が変更になる場合がございます。
あらかじめご了承ください。

あらすじ
 世界は昼と夜の二つに分かれている。「昼の世界の王」は「夜の世界の女王」と結婚し、 パミーナという娘をもうけた。昼の王は死の直前、ザラストロに昼の世界の支配権を譲り、 娘パミーナを養育するように頼んだ。夜の女王はこれに対して怒り狂い、パミーナを取り 返し、昼の世界の支配権をザラストロから奪取しようとしている。大蛇に襲われた王子タ ミーノは、夜の女王に仕える三人の侍女に助けられる。夜の女王は、ザラストロに娘パミ ーナを奪われたと嘆き、タミーノに娘の救出を頼む。パミーナの絵姿を見て一目惚れした タミーノは、ザラストロの神殿に赴く。夜の女王に鳥を届けに来たパパゲーノもしぶしぶ ザラストロの神殿へ同行することになる。ザラストロの神殿までやって来た二人は、パミ ーナに会うことはできたが、ザラストロの部下たちに見つかってしまう。しかし、ここで タミーノはザラストロに信服し、パパゲーノと共にザラストロの神殿で修行することにな る。ザラストロはパミーナにタミーノを愛することを認めるが、その愛を成就させるため には数々の試練が必要だという。沈黙の試練に耐えたタミーノはパミーナに会うことを許 され、二人で火と水の試練の旅に出る。

モーツァルト晩年の最高傑作
 1791年ウィーンで初演された「魔笛」は、当時から絶大な人気を博しました。この 年だけで、上演回数は、20回を越えたと言います。ストーリーは魔法の笛に導かれた王 子タミーノが、数々の試練を乗り越えて夜の女王の娘パミーナと結ばれるというロマンス と、夜の世界を支配する女王が昼の世界を支配するザラストロに倒されるという話の二重 構造。しかし、なぜかモーツァルトは倒される側の夜の女王や試練を途中で逃げ出した鳥 刺しパパゲーノ、あるいは横恋慕するモノスタトスに極めて魅力的な音楽を与えています。 パパゲーノの軽快なアリア「おいらは鳥刺しパパゲーノ」、夜の女王が雷鳴と共に登場し て歌う超絶技巧のアリア「恐れるな若者よ」「復讐の心は地獄のように」などはこのオペ ラの最高の聴きどころと言えるでしょう。「魔笛」は、ドラマの内容にも音楽にもたくさ んの謎が秘められており、モーツァルト最晩年の最高傑作として、今日まで多くの人々に 親しまれてきました。今回の指揮は96年よりドイツのカールスルーエにあるバーデン州 立歌劇場音楽総監督に就任した若手指揮者のホープ大野和士。演出はケルン市立歌劇場総 監督などを歴任したベテランのミヒャエル・ハンペです。メルヘンの世界に繰り広げられ る人間模様をどのように歌い上げるかご期待下さい。 


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