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コペンハーゲン
COPENHAGEN
小劇場 THE PIT

<スタッフ>
 
:マイケル・フレイン            
翻訳 :平川大作   演出 :鵜山仁   美術 :島次郎
照明 :服部基   音響 :高橋巖   衣裳 :緒方規矩子
ヘアメイク :林裕子   演出助手 :中野志朗   舞台監督 :北条孝
芸術監督 :栗山民也   主催 :新国立劇場      
<キャスト>
 
江守徹   新井純   今井朋彦

<公演日程>
 
2001年 10/29
30
31
11/1
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3
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8
●1:00
○2:00
     

 
●7:00          

11月 9
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●1:00
○2:00
 
   
●7:00            
開場は開演の45分前です。演出の都合上および他のお客様のご迷惑になるため、開演中のご入場・ご着席は制限させていただきます。


<前売り開始日>
  2001年9月15日(土・祝)10:00〜

<チケット料金>
  @チケットぴあ
席種 A席 B席
料金 5,250円 3,150円

コペンハーゲンのチラシ
間違いなく『コペンハーゲン』は我々に対する挑戦である。それと同時に知的興奮に満ちている。

タイムズ

冷静かつ聡明に絡み合う室内三重奏―それは第二次世界大戦中とその前後のドイツ史の中心的な局面の精巧で真剣な検証であり、また作劇上のアイロニーの超絶技巧的な実践である。

フィナンシャル・タイムズ

年間数多く発表される演劇の中でも最も刺激的で独創的な演劇であり、そして誰もやらなかった方法で物理学を人間的に変化させた芸術作品である。

ニューヨーク・タイムズ

1941年、"魂の暗闇"へ消えた謎の一日。

1998年イブニング・スタンダード賞、2000年トニー賞をはじめ、各作品賞に輝いた話題作が早くも新国立劇場に登場します。1941年ナチス占領下のコペンハーゲン。ドイツ人のヴェルナー・ハイゼンベルクは、恩師ユダヤ系デンマーク人のニールス・ボーアを訪ねた。 今やナチスの秘密計画に携わる研究者が、アメリカと通じている物理学者のもとへ。二人はかつて父と息子のように固く結ばれ、1920年代に量子力学を共に研究し確立させた師弟であった。訪問の真意とは何か、いったい何が話し合われたのか。 アメリカの原爆製造の動静を探るためか、ドイツでの製造についての状況を伝えるためか、あるいは製造計画の阻止を提案するためなのか、それとも―。現在もなお闇に包まれた歴史に光をあて、さまざまな推論を試みたのが、現代のイギリスを代表する劇作家マイケル・フレインの『コペンハーゲン』です。 原子力エネルギーの実践に、探究心と倫理観との間で揺れながら、対立と理解を繰り返すボーアとハイゼンベルク。二人を冷静に観察するボーアの妻・マルガレーテが加わり、緊迫感に満ちた人間ドラマが展開します。 ロンドンとブロードウェイでは、重層的に編み上げられた緻密な構成と知性を刺激するスリリングな会話、さらには量子力学の理論がパズルのように組み込まれた仕掛けなどが、まれにみる創意に富んだ舞台として驚嘆をもって迎えられました。日本初演となる今回は演劇界屈指のスタッフとキャストが集まりました。 演出には繊細かつ斬新な構成力で定評のある鵜山仁、キャストはボーア役に圧倒的な存在感の江守徹、マルガレーテ役に劇団黒テントの主演女優として一世を風靡した新井純、ハイゼンベルク役に若手実力派の今井朋彦。今秋を彩る知的サスペンス劇『コペンハーゲン』に、どうぞご期待ください。


ナチスの恐怖が欧州を覆う1941年のコペンハーゲン。盗聴器が仕掛けられた過酷な状況下で語られたボーア、ハイゼンベルク、マルガレーテの会話の真相とは?三人は死後の世界からこの「謎の一日」を再現しようとする。原爆製造へのかかわり、祖国への忠誠心、ヒューマニズム、物理学者のエゴとプライド。 人間の深層心理へと奥深く切り込んでいく数々の記憶が蘇る。しかし相補性原理や不確定性原理といった彼らの理論そのままに、語れば語るほど記憶は曖昧なものとなっていく。やがて謎を解く核心に迫るのだが…。


・相補性原理=「量子力学においては、『粒子』と『波動』といった互いに排除的な概念は同時に互いに補完的であり、そのどちらか一方では完全な記述はできない」とするボーアが提唱した原理。
・不確定性原理=「粒子の位置と速度を同時に正確に測定することはできない」というハイゼンベルクの原理。



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