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夢の裂け目
YUME NO SAKEME
小劇場 THE PIT

<スタッフ>
 
:井上ひさし   演出 :栗山民也      
音楽 :宇野誠一郎   美術 :石井強司   照明 :服部基
音響 :深川定次   衣裳 :前田文子   演出助手 :北則昭
舞台監督 :増田裕幸            
芸術監督 :栗山民也   主催 :新国立劇場      

<キャスト>
 
角野卓造   キムラ緑子   高橋克実   藤谷美紀   大高洋夫
熊谷真実   石田圭祐   三田和代   犬塚弘    

当初出演を予定していました田根楽子は健康上の理由により出演できなくなりました。代わって三田和代が出演いたします。何卒ご了承ください。

<公演日程>
 
5月 8
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●1:00                
●6:30                
14日(月)・21日(月)・28日(月)は休演です。
開場は開演の45分前です。

<前売り開始日>
  2001年3月18日(日)10:00〜

<チケット料金>
  @チケットぴあ
席種 A席 B席
料金 5,250円 3,150円

夢の裂け目のチラシ紀末から新たな世紀へ
小劇場新作連続上演Vol.5

憶の畑をたがやそう
時からこぼれ落ちる一瞬、の、光景集(井上ひさし)

京裁判にまきこまれた、市井の人々。 深刻すぎて滑稽な井上流〈重〉喜劇。


現代をリードする劇作家たちと集団が、「時代と記憶」をテーマに新作を発表する「小劇場新作連続上演」。社会のもつさまざまな問題を鋭く投影させるこれらの競作の掉尾を飾るのが、井上ひさし待望の新作『夢の裂け目』です。戦前・戦後の庶民の喜怒哀楽を描いた「昭和庶民伝」シリーズ、被爆者をモチーフにした『父と暮せば』、芸能を通じて戦争を見つめた『紙屋町さくらホテル』など、庶民史を通して日本人の倫理を問う傑作を発表している井上ひさし。激動の昭和という時代に生きた人々を、卓抜な着想とあふれるユーモアで描き出してきた作者が、今回はかねてより構想していた「東京裁判」をモチーフに取り上げます。「東京裁判」は、正式名称「極東国際軍事裁判」。昭和21年5月、太平洋戦争における日本のいわゆるA級戦犯に対して開廷、昭和23年11月に東條英機ら7名の絞首刑を含め25名に判決が下りました。『夢の裂け目』では、この歴史的な裁判になぜか巻き込まれてしまった一筋縄ではいかぬ人々を通して、東京裁判とは、日本人とは、国民と国家の関係とは、といったテーマを軸に、面白くも深い井上ひさし独特の世界が展開されます。戦争直後の庶民の生活を活写し、東京裁判の現代史的な意味を追及する深刻すぎて滑稽な井上流重喜劇。演出は、新国立劇場の演劇芸術監督・栗山民也。確かな演技で定評のある多彩な出演者により誕生する『夢の裂け目』。演劇史にまたひとつ新たな足跡が刻まれます。


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