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2007/2008シーズン舞踊 (芸術監督からのメッセージ)
 
新国立劇場は2007/2008シーズンをもって開場10周年を迎えます。この間、バレエ、コンテンポラリーダンスともに国際的に比肩しうる高水準のレパートリーを備え現代に対応したダイナミックな創造力をもつ舞台を上演できるよう全力を傾けてまいりました。皆様のご声援も年を重ねるごとに強くなってきたと本当に心強く感じております。

 新国立劇場バレエは、過去10年間に、古典バレエや現代の創作作品を計画的に上演し、全幕バレエ16作品と中篇バレエ18作品の合計34作品、国別ではロシア、英、米、フランス、オランダ、デンマーク、スペイン、日本という8カ国のバレエをレパートリー化しています。このように様々な演目をもつことで、観客の方々からの幅広い要望にお応えする充実したプログラムを組むことができるようになりました。この数年は、新国立劇場ならではの“クールな現代性をもったエレガントな舞台創り”で、より高いレベルの公演をめざしています。

 本シーズンは、1997年の開場と同時に誕生した新国立劇場バレエ団が10年間の集大成として新制作する劇場完全オリジナルバレエ『椿姫』から始まります。そしてクリスマスの定番として厚いご支持をいただいている『くるみ割り人形』を上演するのにつづき、『カルメン』『ラ・バヤデール』『白鳥の湖』といういずれも新国立劇場オリジナルのレパートリー作品をお届けしてまいります。また、2008年2月には米国ケネディ・センターから招かれて海外デビューを予定しています。開場から10年目の節目となる本シーズンに日米の交流事業としての大きなフェスティバルに招待されたことを大変嬉しく思いますが、ここでも、日本人ならではのきめ細かな感性を生かした世界水準の舞台をご披露できればと、決意を新たにしております。

 コンテンポラリーダンスでは、独自の作風により世界のダンス界で脚光を浴び続けている勅使川原三郎さんが小劇場でシーズン開幕と閉幕作品を創ることが注目されます。これまで新国立劇場に登場のたびに話題作を創ってこられた勅使川原さんの1年間の軌跡を追うことができる企画となることでしょう。また、この10年間に新国立劇場で上演して特に話題になった作品を再演する「ダンス名作展」や、海外で活躍する注目の振付家やダンサーも登場してダンスの未来を展望する「未来へ繋ぐトリプル・ビル」を予定しています。ここでしか味わえない感動と新国立劇場におけるコンテンポラリーダンスの可能性を感じていただけたらと思います。

 バレエもコンテンポラリーダンスも全力で皆様のご期待に応える舞台創りをめざします。今シーズンもどうぞ宜しくお願いいたします。
 

 
舞踊芸術監督 牧阿佐美
舞踊芸術監督
 牧阿佐美
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