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ジークフリートの冒険

見どころかいせつ

第1回 第2回 第3回

第2回 ジークフリートとふしぎな小鳥は、 まほうの指環(ゆびわ)をさがす、ぼうけんの旅に出る。

見どころポイント1

ばつによって永い眠りについているかわいそうなブリュンヒルデのところへ、小鳥がまいおりてきて、あれ、あれ? ケイタイ電話でブリュンヒルデを写真にとったよ。ケイタイ電話をもっているなんて、なんて不思議な小鳥さん。
ブリュンヒルデを助けることができるのは、高い火のかべも、のりこえられる強いヒーローだけ。するとそこへ、ジークフリートという強くてかっこいい若者がやって来たよ。ジークフリートは、こわいものは何もないスーパーヒーローなんだ。
そうだ、彼ならきっとブリュンヒルデを助けることができるわ。そう思った小鳥は、ブリュンヒルデのことをジークフリートに伝えようとしたんだ。でも、小鳥のことばがぜんぜんわからないジークフリート。だって彼には、小鳥が、ピーチュチュ、パーチュチュと、さえずっているようにしかきこえないんだ。何かいい方法はないかなあ。

小鳥は、ジークフリートならブリュンヒルデを助けてくれるにちがいないと思った。

見どころポイント2

美しいブリュンヒルデの姿に、すっかり恋してしまったジークフリート。小鳥は、まず、ブリュンヒルデにプレゼントするまほうの指環を探しに行こうと、冒険の旅へさそった。

そうだ! まほうの角笛(つのぶえ)があれば、小鳥がしゃべっていることばがわかるかもしれない!
ジークフリートが、まほうの角笛をやっとさがして吹いてみると、あれれ、ふしぎ、ふしぎ! 小鳥のしゃべっていることがわかるようになったよ。
そこで、小鳥は、ケイタイ電話でとったブリュンヒルデの写真を見せて、彼女が永い眠りについていることを教えたんだ。そしたら、ジークフリートったら、美しいブリュンヒルデにすっかり恋してしまったよ。でも、ジークフリートはどうしたらいいのかわからない。だから小鳥は、まず、ブリュンヒルデに会ったときにプレゼントする、ラインの黄金(おうごん)でできたまほうの指環(ゆびわ)を探しに行くのよって、教えてあげたの。ジークフリートは、さっそく指環をさがす冒険(ぼうけん)の旅へ出ることにしたよ。


見どころポイント3

ラインの宝ものがあるライン川には、宝ものを守っているラインの娘と呼ばれている水の精(せい)がいるんだよ。そのラインの娘たちが楽しそうに歌ったり、おどったりしていると、あの、あばれん坊のファフナーがやって来た! そして、黄金の指環(ゆびわ)をむりやりうばいとって行ったよ! なんてわるいやつなんだ!
やっと、ライン川へたどり着いたジークフリートは、ラインの娘たちから、指環がうばい取られたことを聞いて、ファフナーを追いかけてみると、なんと、ファフナーは、巨大なドラゴンに変身していたんだ!
あんなに巨大なドラゴンをたおすには、何か武器(ぶき)がいるよ。でも、ジークフリートは何も持っていないんだ。どうしよう!

ライン川の宝ものを守っているラインの娘たち。あ、たいへんだ! 怪物ファフナーが宝ものをねらってやってきた!

見どころポイント4

本当にスーパーヒーローなら、まほうの剣をなおせるはず。そう思ったヴォータンは、ジークフリートに折れたノートゥングをあたえた。  ジークフリートは、トンカン、トンカンと、折れた剣をいっしょうけんめいに直した。

そのころ、ブリュンヒルデのお父さんは、大切な剣をこわしたのはゆるせないことだけど、だいじな自分の娘に、ちょっとばつがきびしすぎたなって思っていたんだ。そこで小鳥は、いまがチャンスと、ジークフリートを紹介したんだ。彼はスーパーヒーローだから、きっとブリュンヒルデを助けることができるわってね。本当にスーパーヒーローなら、まほうの剣・ノートゥングを直すことができるはず。ヴォータンは、折れた剣をジークフリートにあたえることにしたよ。ジークフリートは、いっしょうけんめい、トンカントンカンと折れた剣をきたえ直したんだ。そして、ついに、すばらしい剣ができたよ!


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