2013年7月3日
地域招聘オペラ公演『三文オペラ』リハーサル、いよいよ佳境です!(7月12日初日)
7月12日、14日に平成25年度新国立劇場地域招聘オペラ公演として上演する、びわ湖ホール制作
『三文オペラ』。7月に入り、いよいよリハーサルも佳境となってきました。
現在びわ湖ホールの中ホールでは、日本を代表するオペラ演出家 栗山昌良氏と指揮の園田隆一郎氏の指導のもと、キャストもスタッフも本番に向け、懸命に稽古に励んでいます。日々緊張感のあふれる稽古場では、昨日より今日、今日より明日、とキャストの芝居・歌が日々大きく変化していきます。昨年びわ湖ホールで行われ、大好評を得た公演が新国立劇場に招聘されますが、より良いものを作ることにスタッフ・キャスト一同余念がありません。
キャストはびわ湖ホール専属の声楽家集団、びわ湖ホール声楽アンサンブル。オペラ歌手としての素養を厳しいオーディションで試され、全国から集まった若手の歌い手たちです。20世紀を代表する“音楽劇”である『三文オペラ』は、タイトルに「オペラ」とあるものの、芝居の占める割合が多く、演技や台詞の発音、振付など、多くのことが歌い手に求められています。栗山氏の「オペラ歌手は俳優でなければならない」という信念のもと、声楽アンサンブルのメンバーも必死に稽古に臨んでいます。
今回のびわ湖ホール制作の『三文オペラ』は、日本の世界的に見ても珍しいフルオーケストラとオペラ歌手による上演です。バンジョーやハワイアン、サックス4本など特異な編成によるオーケストラが奏でるクルト・ワイルの音楽にもご注目ください。
来週、新国立劇場に乗り込むまで、通し稽古やオーケストラとの練習など、密度の濃い日が続きます。どうぞ期待ください!
『三文オペラ』公演情報は
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