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2012年11月26日

オペラ「セビリアの理髪師」いよいよ開幕!!

新国立劇場の「セビリアの理髪師」が11月28日(水)に初日を迎えます。
2005年と2006年に立て続けに上演されセンセーショナルな演出と評判を呼んだJ.ケップリンガーのプロダクション。6年の歳月を経ても細部まで行き届いた演出がなお斬新で、ケップリンガー氏の先見の明に感心!雑然とした舞台も計算し尽されたもの。小道具の数、実に435種類!?という、目にも楽しい舞台です。

そして、今回のキャストはそれぞれ本当に適材適所。かなりのキャスティングの妙が味わえます。

まずロジーナのロクサーナ・コンスタンティネスクは、キュートな美人。そしてそのかわいらしい姿から想像できないような芯の強い伸びやかな声と心地よいコロラトゥーラのテクニックの持ち主です。可憐な衣裳もぴったりで、この演出のロジーナは彼女のためのものだったのではないかと思わせるほど。かわいいけど手ごわい、コンスタンティネスクのロジーナにご注目!

ロジーナ:
ロクサーナ・コンスタンティネスク
(写真:三枝近志)

バルトロ:ブルーノ・プラティコ ロジーナ:ロクサーナ・コンスタンティネスク
(写真:三枝近志)

ブルーノ・プラティコは10年振りに新国立劇場に戻ってきました。その時も同じバルトロを歌ったのでご記憶の方も多いと思いますが、この演出では初めて。10年間でさらに(?)貫禄の増したプラティコの、目線ひとつ、鼻息ひとつで客席を沸かせる巧妙な演技をぜひお楽しみください。 邦人キャストでは、前回も同じ役で出演したドン・バジリオ妻屋秀和、ベルタ与田朝子が演技巧者ぶりを存分に発揮して大活躍です。

そして、フィガロのダリボール・イェニスとアルマヴィーヴァ伯爵ルシアノ・ボテリョの魅力的なコンビ。おふたりには楽屋インタビューに答えてもらいました。「セビリア」での、とんがった舞台姿からは想像できない真摯なアーティストの素顔の一端をご紹介できれば幸いです。

★ダリボール・イェニス(フィガロ役)のインタビューはこちらから
★ルシアノ・ボテリョ(アルマヴィーヴァ伯爵役)のインタビューはこちらから

★「セビリアの理髪師」公演情報はこちらから