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2012年9月11日

9月のマンスリー・プロジェクト
ワークショップ「リーディングをやってみる?」が開催されました

新国立劇場では、主催演劇公演をより多角的にお楽しみいただくため、「マンスリー・プロジェクト」と題して、各公演に関連したリーディング、トーク、シンポジウムなどを実施しています。すでに多くのご参加をいただき、好評をいただいております。

9月はワークショップ「リーディングをやってみる?」が、7日(金)、8日(土)、9日(日)の3日間、リハーサル室で開催されました。

宮田慶子新国立劇場演劇芸術監督自らが講師を務めた本ワークショップには、定員を大幅に超える申し込みがあり、抽選で選ばれた各日40人の参加者が集まりました。

リーディングとは何か、朗読・読み聞かせとの違いの説明の後、実際に登場人物が2人の戯曲を題材に、参加者全員がペアを組んでリーディングの稽古と成果発表を体験しました。

宮田監督からは、作品の背景説明に加え、作品の生みの親である作家の思いをくみ取って一つ一つのせりふを大切にして読むこと、句読点の点と丸の違いも意識し、・・・・・・と―――のニュアンスの違いにも気をつけて、などの話がありました。

参加者の方からは、「5時間みっちり講義・読み合わせ・解読・指導と濃厚な時間でした」「漠然と分けていた朗読とリーディング、読み聞かせ、演劇の違いがクリアなレクチャーで全て腑に落ちた」「リーディングでも、座る椅子の位置やちょっとした動作で2人の関係が見えてくること、一つ一つのセリフのやりとりから感情の変化が見えてくることがわかり、大変おもしろかった」「相手がいることの楽しさにびっくり。また相手にセリフを届けることの難しさを痛感した」「最初は声を出すことにもためらいを感じていたが、各セリフの表情を味わうところまで仕上げて頂き、大変感服している」などの感想をいただきました。
  

 ***** 月に一度は新国立劇場にお気軽にお越しください *****

「マンスリー・プロジェクト」は、リーディング、講座、トークなど多彩なプログラムで、直近の演劇公演を、さまざまな角度からお楽しみいただくための催しです。 参加は無料です。(※事前申し込みが必要です)。ぜひご参加ください。
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