新国立劇場について メニュー

2012年8月6日

8月のマンスリー・プロジェクト
「子どもと親のコミュニケーション・ワークショップ」が開催されました

新国立劇場では、主催演劇公演をより多角的にお楽しみいただくため、「マンスリー・プロジェクト」と題して、各公演に関連したリーディング、トーク、シンポジウムなどを実施しています。すでに多くのご参加をいただき、好評をいただいております。

8月は「子どもと親のコミュニケーション・ワークショップ」が、3日(金)、4日(土)、5日(日)の3日間、Cリハーサル室で開催されました。

東京演劇集団 風 の演出兼俳優の西垣耕造氏が、一般人を対象にワークショップを始めたのは、重度の肢体不自由児・者との活動がきっかけでした。その人たちと日常生活以外の新しいコミュニケーションの場をもちこみたいと考えたからです。
そこで、文化庁の芸術家海外研修員として留学したロサンゼルスで「イマジネーション・ワークショップ」を学んだことをもとに、個々のコミュニケーション能力の向上のみならず、”人を支える”という表現の大切さ、「相手を支え、相手を存在させ、共に場を創ること」の大切さを体験する「コミュニケーション・ワークショップ」を開発、全国の小・中・高校の授業や地域活動として行っています。

今回の親子対象のプログラムでは、小学生でも十分に理解し体験できるプログラムでありながら、親も一緒に体験でき、一つ一つのプログラムの説明も加えた、中身の濃い3時間半となりました。
初めて出会った参加者同士が、様々なプログラムをこなす中でお互いの心が通じ合い、親子の関わりも見直すきっかけとなりました。

参加者の方からは、「西垣先生の語り口が終始おだやかで安心して参加することができた」「『一歩踏み出す勇気』『相手を受け入れる心』などの言葉がとても印象的だった。子どもたちも自然に仲良くなっていってよかった」「小学校でもこのようなワークショップを開催してほしい」「めちゃくちゃおもしろかった。今日やったゲームを友達にも教えてあげたい(小学生)」などの感想をいただきました。
  

 ***** 月に一度は新国立劇場にお気軽にお越しください *****

「マンスリー・プロジェクト」は、リーディング、講座、トークなど多彩なプログラムで、直近の演劇公演を、さまざまな角度からお楽しみいただくための催しです。 参加は無料です。(※事前申し込みが必要です)。ぜひご参加ください。
  「マンスリー・プロジェクト」の詳細はこちら

 ********************