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2012年7月24日

新国立劇場2012/2013シーズンオペラ
「ピーター・グライムズ」 出演者変更のお知らせ

新国立劇場2012/2013シーズンオペラ『ピーター・グライムズ』出演者変更に関して、下記のとおりお知らせいたします。

2012/2013シーズンオペラ公演『ピーター・グライムズ』(2012年10月2日【火】初日)に、バルストロード船長役で出演を予定しておりましたピーター・シドムは、足の怪我により、演技上の動きを遂行することが困難であると判断されたため、出演できなくなりました。代わって、ジョナサン・サマーズが 出演いたします。なお、この変更に伴う払い戻しはありません。


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〜〜〜〜〜〜〜〜 新キャスト・プロフィール 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ジョナサン・サマーズ (バリトン / バルストロード船長)                 Jonathan Summers  
オーストラリア・メルボルン出身。2011年7月に英国ロイヤルオペラにて、今回新国立劇場で上演するデッカ―演出『ピーター・グライムズ』と同じプロダクションのバルストロード船長を演じ、その深みのある熟練の演技で観客を魅了した。また、本年7月のイングリッシュ・ナショナル・オペラで『ビリー・バッド』レッドバーン副長を務めるなど、ブリテン作品の出演が続いており、今回の新国立劇場での公演においても大きな期待が寄せられている。モーツァルト、ヴェルディ、プッチーニの解釈や役作りでも際立ち、世界的な称賛を得ている。
1974 年渡英、翌75年にはケント・オペラ『リゴレット』(ジョナサン・ミラー演出)タイトルロールで本格的にオペラ・デビューし、好評を博す。この功績が英国ロイヤル・オペラとの契約につながり、76年〜86年の間に『魔笛』パパゲーノ、『オテロ』イアーゴ、『ナブッコ』タイトルロールなど出演を重ねる。また、ゲスト歌手として『ローエングリン』王の伝令でパリ・オペラ座、『ドン・カルロ』ロドリーゴでハンブルク州立歌劇場、『ラ・ボエーム』マルチェッロでメトロポリタン歌劇場、『フィガロの結婚』タイトルロールでバイエルン州立歌劇場など、世界の一流歌劇場で次々とデビューを飾り、その後もスカラ座、フェニーチェ歌劇場、ケルン歌劇場、モネ劇場、シカゴ・リリック・オペラ、オペラ・ノース、メルボルン・オペラ、ニュー・イスラエル・オペラなどに出演。イングリッシュ・ナショナル・オペラには定期的に出演し、これまでに『道化師』トニオ、『仮面舞踏会』レナート、『トリスタンとイゾルデ』クルヴェナール、『パルジファル』アンフォルタスのほか、『リゴレット』『シモン・ボッカネグラ』『マクベス』『エウゲニー・オネーギン』などのタイトルロールを演じている。最近では、英国ロイヤルオペラで『ピーター・グライムズ』バルストロード船長や世界的な注目を集めた『テンペスト』(T.アデス作曲・指揮)セバスチャンのほか、オペラ・ノースにて人気英国人作曲家ダヴによる『ピノッキオの冒険』ジェッペットや『スペードの女王』トムスキー、オペラ・オーストラリア『椿姫』ジェルモンなどに出演。今後の予定としてウェールズ・ナショナル・オペラ『利口な女狐の物語』森番、オペラ・オーストラリア『運命の力』ドン・カルロなどがある。日本には88年スカラ座来日公演『ラ・ボエーム』マルチェッロで来日している。クライバー、ショルティ、ハイティンク、ムーティ、サヴァリッシュ、アバドなど偉大な指揮者との共演も多い。録音も数多くリリースされており、バルストロード船長を歌った『ピーター・グライムズ』(デイヴィス指揮)はグラミー賞最優秀オペラ録音賞を受賞している。新国立劇場初登場。