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2012年6月1日

オペラ「ローエングリン大絶賛の初日公演となりました

今シーズンの掉尾を飾る話題の新制作「ローエングリン」が初日を迎えました。

中世の聖杯騎士伝説に基づき、幻想的、神秘的な雰囲気にあふれた本作のタイトルロールを務めるのは、昨夏バイロイト音楽祭でも同役デビューをはたし、いま世界で望みうる最高のローエングリンの歌い手、クラウス・フロリアン・フォークト。カーテンコールでもひときわ大きな喝采を浴びていました。共演経験も多いエルザ役のリカルダ・メルベートや、グロイスベック、グロホフスキー、レースマークら世界一線の共演者との息詰まるアンサンブルも圧巻です。
舞台は演出のマティアス・フォン・シュテークマンと美術・衣裳のロザリエによる新制作。バイロイトでも共に仕事を重ねてきた二人のコンビネーションが、抑制された舞台セットと美しい照明を用いながらローエングリンの神話的世界を説得力を持って描きだしました。
そしてワーグナーの音楽世界を支えるオーケストラは、作品を知り尽くした巨匠ペーター・シュナイダーが東京フィルを導き、崇高、芳醇な響きで作品を包みました。

また、本日の初日には出演者出身国のドイツ、オーストリア等15ヶ国もの駐日大使、公使や文化担当・文化機関代表が集い、作品の質の高さに感嘆の声をあげていらっしゃいました。終演後は楽屋も訪問し、出演者の大健闘を讃えました。

オペラ『ローエングリン』 6/1(金)〜16(土) 

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左より(ローエングリン役)クラウス・フロリアン・フォークト
F・マイヤーへーファー ドイツ大使館参事官ご夫妻

左より(ハインリヒ国王役)ギュンター・グロイスベック
ペーター・シュトーラー オーストリア公使ご夫妻
ペーター・シュナイダー(指揮者)

(左より)福地理事長
メーブ・コリンズ EU代表部副代表
ジョン・ニアリー アイルランド大使

(左より)尾高忠明オペラ芸術監督ご夫妻
フィリップ・ドゥ・ヘーア オランダ大使

(左より)近藤誠一文化庁長官ご夫妻
ぺーテリス・ヴァイヴァルス ラトヴィア大使(右端)

(左より)M.A.ナヴァーロ・ポルテラ スペイン大使、
J.d.フレイタス・フェラース ポルトガル大使
ビクトル・ウガルテ セルバンテス文化センター東京館長
C.パンブランコ スペイン文化担当参事官

(左より)セルダル・クルチ トルコ大使ご夫妻
ミコラ・クリニチ ウクライナ大使ご夫妻