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2012年5月2日

「白鳥の湖」中国国立バレエ団からのゲスト
ワン・チーミン&リー・チュン紹介動画とショートインタビュー

新国立劇場バレエ団の「白鳥の湖」公演には、これまでも数々のゲストダンサーを迎えてきましたが、今年は中国国立バレエ団からワン・チーミン(王启敏)とリー・チュン(李俊)の二人をゲストに迎えます。二人は草刈民代プロデュースのローラン・プティ作品による公演で過去に2度来日しており、2007年にはワン・チーミンが花王のシャンプー「アジエンス」のイメージキャラクターとしてTVCMに起用されるなど、これまでにも日本で紹介される機会はありましたが、この度の新国立劇場バレエ団「白鳥の湖」公演で、いよいよ古典全幕バレエの主役として日本のバレエファンの前に登場します。

2001年に権威あるモスクワ国際バレエコンクールにおいて、日本でもたいへん人気の高いポリーナ・セミオノワと金メダルを分け合うほどの実力を持つワン・チーミン、パートナーとして数多くの作品で主役を踊ってきたリー・チュンの二人による、高い芸術性と詩情あふれる美しさを兼ね備えた舞台は、必見です。
5月6日以降に登場する、新国立劇場バレエ団の3組のダンサーたちによる上演もあわせ、今年の「白鳥の湖」ではアジアの美しさを湛えた舞台をお楽しみください。

中国国立バレエ団による「白鳥の湖」公演でのワンとリーのパフォーマンスを動画でご覧ください。
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ワン・チーミン 王 启敏 ショートインタビュー

 
−以前、ローラン・プティ作品ガラで日本にいらっしゃいましたね。日本の印象を教えてください。

リー・チュンと私は草刈民代によるローラン・プティ作品を上演するツアーに参加しました。そのツアーはたいへん印象深く私は日本がたいへん気に入りました。日本の人々の正確な仕事ぶりや熱心な観客の様子に私たちも深い敬意を抱きました。今回新国立劇場に招かれて踊ることができるのはたいへん光栄なことです。これまでに上演したものとは別の「白鳥の湖」全幕を踊ります。この大役を務めるにあたり、私達はこの役柄を描き出せるようベストを尽くしたいと思います。また日本の観客の皆様が私達のパフォーマンスを気に入ってくださることを祈っています。

−オデット/オディールについてお話しいただけますか。

オデット/オディールは、以前にナタリア・マカロワの版で踊ったことがあります。マカロワとの仕事を通して、私は役柄に心からはいっていって踊ることの大切さを理解しました。また、物語を伝え、身体を使って白鳥に生命を吹き込むためには音楽をきちんと理解しなくてはいけません。

−パートナーのリー・チュンさんについて教えてください。

リー・チュンは、舞踊学校でのクラスメイトであり、パートナーであり、また夫です。学校時代から何年にもわたって私達は共に踊ってきました。彼は優れたパートナー、そして心から役柄に入って踊るダンサーです。アメリカのジャクソン国際コンクールで銀メダルを受賞し、これまでに中国では、ロメオ、オネーギン、ジークフリード、コンラッドとアリ、それにローラン・プティの「若者と死」「カルメン」「アルルの女」を踊ってきました。今や彼は経験を積んだダンサーであり、また振付家としてのキャリアもスタートさせています。

 
新国立劇場バレエ団による古典バレエの代名詞「白鳥の湖」
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