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2012年3月28日

『オテロ』4月1日初日に向けてリハーサル快調!
フラッカーロ、ボルシ、ババジャニアンらの熱演に期待。

2011/2012シーズン『オテロ』公演(4/1初日)のリハーサルが順調に進んでいます。2013年にワーグナーと同じ年に生誕200周年を迎えるヴェルディが晩年、7年の歳月をかけて作曲した傑作です。難役オテロ役を担うのは、昨年10月の『イル・トロヴァトーレ』マンリーコを始め、『トゥーランドット』カラフや『アイーダ』ラダメスで新国立劇場に強靭な美声を響かせたフラッカーロです。2010年チューリッヒ歌劇場でオテロ役に初めて臨み、絶賛を博しました。急遽キャスト変更となったデズデーモナ役は、来日直前までバルセロナのリセウ劇場『ボエーム』でミミを演じていたマリア・ルイジア・ボルシ。昨年6月にも新国立劇場の『コジ・ファン・トゥッテ』フィオルディリージに出演し、揺れ動く女心を生き生きと描いて好評を博しました。デズデーモナ役はムーティ指揮のもと、ザルツブルク音楽祭とローマ歌劇場で好演。他にも『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・アンナ、『蝶々夫人』タイトルロールなどをレパートリーとし、今後さらなる活躍が期待される注目の若手ソプラノ歌手です。悪役中の悪役ともいわれるイアーゴは、この役をレパートリーとして手中に収めているミカエル・ババジャニアン。この“音楽によるドラマ”を指揮するのは、ウィーン国立歌劇場など世界の一流歌劇場で幅広く活躍する実力派ジャン・レイサム=ケーニックです。愛の二重唱、オテロとイアーゴの復讐の二重唱、デズデーモナの「柳の歌」、「オテロの死」など聴きどころ満載の『オテロ』にどうぞご期待ください。  
公演情報ページは下記をご参照下さい。
新国立劇場2011/2012シーズンオペラ「オテロ」ダイジェスト動画付き特設サイト
オペラ『オテロ』の舞台は、50トンもの水をたたえた、蜘蛛の巣の様な運河が登場。
(2009年初演時の読売新聞掲載記事のご紹介)




 

リハーサル開始前の集合写真(3月23日)

ジャン・レイサム=ケーニック(指揮)

ヴァルテル・フラッカーロ(オテロ)

ボルシ(デズデーモナ)

左より:ボルシ、ババジャニアン、フラッカーロ

 

中央:ババジャニアン(イアーゴ) 右:内山(ロデリーゴ)

ボルシ(デズデーモナ)