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2012年1月16日

1月のマンスリー・プロジェクト 演劇講座 シリーズ日本の劇X「否定のエネルギーが生み出したもの」が開催されました

「マンスリー・プロジェクト」の今年度のシリーズ企画、日本の劇」6回連続講座の第5回目、演劇講座 シリーズ日本の劇X「否定のエネルギーが生み出したもの」が、1月13日(金)、オペラハウスホワイエで開催されました。

今回のテーマは1960年代のアングラ演劇。
18歳で佐藤信に出会い、20歳で唐十郎、22歳で鈴木忠志に師事し、23歳で寺山修司と交流をはじめたという流山児祥氏をゲストに招き、流山児氏の演劇史と彼らアングラ四天王と言われた人たちとの出会いについてお話いただきました。

また、その時代の代表的な作品として、鈴木忠志構成・演出『トロイアの女』、寺山修司『レミング』と寺山のインタビュー映像、清水邦夫作・蜷川幸雄演出『真情あふるる軽薄さ』の映像を楽しみました。

お客様は熱心に受講なさり、「流山児の迫力に圧倒された。正にアングラの象徴だ。」「流山児さんの実体験のざっくばらんな話が興味深かった」「学園紛争頃の裏話が面白かった」「いつまでも聞いていたいトークでした」「演劇は世界とつながっていて開いているものだと改めて感じた」などの感想をいただきました。