2011年10月4日
9月のマンスリー・プロジェクト リーディング公演「邯鄲」が開催されました
宮田慶子芸術監督のもと、2010/2011シーズンより始まった【マンスリー・プロジェクト】は、おかげさまで多数の方々にご来場いただき、好評をいただいております。
さて、2011/2012シーズンの【マンスリー・プロジェクト】第1弾、9月の
リーディング公演「邯鄲」が、28日(水)、1日(日)の両日、小劇場で開催されました。
青年・次郎が、田舎で静かに暮らす元乳母の菊を訪ね、唐土から来たという枕で眠る一夜のうちに、夢の中で自分の一生を見てしまう――。三島由紀夫が能の夢幻を近代戯曲として展開した珠玉の作品に、新国立劇場演劇研修所修了生の若い俳優たちが挑みました。
※キャスト情報は
こちら多くのお客様が完成度の高い三島作品に感銘を受けられ、「三島由紀夫の世界は、(舞台セットがあるより)言葉だけの方が素直に受け止められると感じた」「三島由紀夫の一つ一つの言葉の響きがとてもきれいだった」「朗読劇としては最大限の演出で、三島の素晴らしさを再確認した。とても1950年の作品とは思えない。」などの感想が寄せられました。
また、出演者に対しては、「乳母の菊の不安、安堵、喜びが見事に表現されていた」「若い俳優たちの熱気が感じられてすがすがしかった」「出演者の皆さんの語り口が非常に明確で、将来が楽しみ」「研修所修了生にもっとこうした機会を提供してほしい」などの感想・要望をいただきました。
***** 月に一度は新国立劇場にお気軽にお越しください *****「マンスリー・プロジェクト」は、リーディング、講座、トークなど多彩なプログラムで、直近の演劇公演を、さまざまな角度からお楽しみいただくための催しです。 参加は無料です。(※事前申し込みが必要です)。ぜひご参加ください。
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