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2011年10月3日

オペラ『サロメ』指揮ヴァイケルトが『イル・トロヴァトーレ』指揮リッツォにエール

新国立劇場2011/2012シーズンオペラは、10月2日に『イル・トロヴァトーレ』で初日を迎え、素晴らしいシーズンのスタートを切りました。
演出家によって擬人化された「死」が舞台上を徘徊し、常に付きまとい、戦いや破壊、愛、憎しみといったドラマを支配しています。その全てを完結させる「死」が定めた運命の中で、人間が示す「強烈な心の動き」の連鎖。これを、ヴェルディならではの巧みな心理描写で楽しめるのもこの作品の大きな魅力です。将来が嘱望される気鋭のイタリア人指揮者ピエトロ・リッツォは、東京フィルハーモニー交響楽団と息のあった熱演で、タマ―ル・イヴェッリ、ヴァルテル・フラッカーロ、ヴィットリオ・ヴィテッリ、アンドレア・ウルブリッヒら歌手陣とともに、公演を大成功へと導きました。

公演終了後、10月9日に初日を迎える『サロメ』指揮のラルフ・ヴァイケルトが初日成功の喜びに沸く楽屋を訪問。
リッツォは、2003年ヘルシンキでの『西部の娘』公演を指揮をしたヴァイケルトのアシスタントを勤めていました。
「彼は、当時から素晴らしい才能を持っていた。今では、お互いGood Friendです」と語るヴァイケルトは、リッツォの指揮に惜しみない拍手を送っていました。

ラルフ・ヴァイケルト指揮の『サロメ』は10月9日に初日を迎えます。どうぞご期待ください。

公演情報ページは下記をご参照下さい。
☛『サロメ』公演情報
☛『サロメ』特設サイト

左『イル・トロヴァトーレ』指揮:ピエトロ・リッツォ
右『サロメ』指揮:ラルフ・ヴァイケルト