新国立劇場について メニュー

2011年9月30日

2011/2012シーズンオペラ『サロメ』
新指揮者の下、リハーサル快調!

2011/2012シーズン『サロメ』公演のリハーサルが順調に進んでいます。自ら芸術監督を務める第2シーズンで20年ぶりのオペラ指揮復活を果たす予定だった尾高忠明が、健康上の理由のため出演できなくなり(☛;『サロメ』指揮者変更ニュース)、急遽来日となったラルフ・ヴァイケルトがリハーサルに参加しています。
リヒャルト・シュトラウス指揮で圧倒的な実績を持つヴァイケルトは、この指揮者変更という劇場の緊急事態に対して、電光石火の早業で旅先から機上の人となり、28日午前中に成田到着後わずか3時間で新国立劇場リハーサル室に登場。突然の指揮者変更で少々不安気味だった東京フィルハーモニー交響楽団の団員たちは、ベテランマエストロとの初稽古が始まると、その指揮にあっという間に心酔し、15分間の休憩を返上したいと団員が全員一致でリクエストするほどの信頼関係が生まれました。タイトルロールのエリカ・ズンネガルドや、スコット・マックアリスター、ハンナ・シュヴァルツ、ジョン・ヴェーグナーら歌手陣からの評判も非常に高く、リハーサル室は活気を帯びています。
今回で5回目の上演となる故アウグスト・エヴァーディング演出の名プロダクション『サロメ』。前回の再演演出も担当した三浦安浩を中心にきめ細かい演技をつけていますが、中には2000年の新国立劇場初演から全公演出演担当している舞台監督、舞台監督助手や、歌手たちを脇から支える助演メンバーが名を連ねており、レパートリー作品の質の高さを維持しています。
新国立劇場が誇る名プロダクション『サロメ』にどうぞご期待ください。

公演情報ページは下記をご参照下さい。
☛『サロメ』公演情報
☛『サロメ』特設サイト

指揮:ラルフ・ヴァイケルト 再演演出:三浦安浩

指揮者はサロメ、ヘロデ両役とバーリ(伊)で共演している。
公演記録映像で動きを確認しながら進行。

左より:シュヴァルツ(ヘロディアス)、マックアリスター(ヘロデ)、
ヴェーグナー(ヨハナーン)

左より:大隅智佳子(サロメ・カヴァー)、マックアリスター(ヘロデ)

(5人のユダヤ人/左より)加茂下、羽山、大野、
大澤、高橋

『サロメ』全公演出演の原(儀典長)以下、助演にも説得力のある演技をつける田尾下(演出助手)