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2011年8月8日

8月のマンスリー・プロジェクト
「子どもと親のコミュニケーション・ワークショップ」が開催されました

新国立劇場では、主催演劇公演をより多角的にお楽しみいただくため、「マンスリー・プロジェクト」と題して、各公演に関連したリーディング、トーク、シンポジウムなどを実施しています。すでに多くのご参加をいただき、好評をいただいております。

8月は「子どもと親のコミュニケーション・ワークショップ」が、6日(土)、7日(日)の両日、Cリハーサル室で開催されました。

東京演劇集団 風 の演出兼俳優の西垣耕造氏が、一般人を対象にワークショップを始めたのは、重度の肢体不自由児・者との活動がきっかけでした。その人たちと日常生活以外の新しいコミュニケーションの場をもちこみたいと考えたからです。
そこで、文化庁の芸術家海外研修員として留学したロサンゼルスで「イマジネーション・ワークショップ」を学んだことをもとに、個々のコミュニケーション能力の向上のみならず、”人を支える”という表現の大切さ、「相手を支え、相手を存在させ、共に場を創ること」の大切さを体験する「コミュニケーション・ワークショップ」を開発、全国の小・中・高校の授業や地域活動として行っています。

今回の親子対象のプログラムでは、小学生でも十分に理解し体験できるプログラムでありながら、親も一緒に体験でき、一つ一つのプログラムの説明も加えた、中身の濃い3時間半となりました。
初めて出会った参加者同士が、様々なプログラムをこなす中でお互いの心が通じ合い、親子の関わりも見直すきっかけとなりました。

参加者の方からは、「自然に相手を受け入れることの大切さを知った」「コミュニケーションがうまくとれない人が増えている今、"受容"があってこそ人は生き生きとできると感じた」「普段の自分の行動を見直す良い機会になった。今後の生活に取り入れていきたい。」「ひとりで頑張らなくてもいいんだな、と気が楽になった」などの感想をいただきました。

 ***** 月に一度は新国立劇場にお気軽にお越しください *****

「マンスリー・プロジェクト」は、リーディング、講座、トークなど多彩なプログラムで、直近の演劇公演を、さまざまな角度からお楽しみいただくための催しです。 参加は無料です。(※事前申し込みが必要です)。ぜひご参加ください。
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