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2011年5月29日

キャンプ場の「コジ・ファン・トゥッテ」(新制作) 

初日(5月29日) 大喝采で終了!

2010/2011シーズンオペラの新制作プロダクションとしては最後の「コジ・ファン・トゥッテ」が本日、5月29日に
初日を迎えました。
2007年ペーザロのロッシーニ・オペラ・フェスティヴァル『泥棒かささぎ』演出で、すべてを少女が夢の中で見た
非現実世界の出来事、という解釈が世界的で話題となった若手演出家ミキエレット。彼の手にかかった新国立
劇場の『コジ・ファン・トゥッテ』の舞台はキャンプ場です。音楽とテキスト(台本)を入念に読み込み、自分の演出
と作品に齟齬がないことを確信した上で、歌手たちと実際に演技をしながら誰もが納得できる結末を導き出しま
した。カーテンコールでの拍手喝采は、この新解釈への賛同と公演の成功を表していたのではないでしょうか。
ボルシ、ピーニ、オール、ウォーレン、エレート、トレーケルの迫真に迫る熱演と歌唱にも惜しみない拍手とブラ
ボーが寄せられました。
6月6日に初日を迎える、今シーズン最後のオペラ公演『蝶々夫人』の指揮者イヴ・アベルも、本日の公演初日
を観劇。「今まで指揮をした中でも、今まで観た中でも群を抜く、最高の『コジ・ファン・トゥッテ』です!」とコメント
を残していました。
『蝶々夫人』リハーサルも順調に進んでいるとのことです。
2010/2011シーズン最後を飾る『コジ・ファン・トゥッテ』『蝶々夫人』、どちらもお見逃しなく!

公演情報ページは下記をご参照下さい。
☛2010/2011シーズンオペラ『コジ・ファン・トゥッテ』特設ページ

☛『コジ・ファン・トゥッテ』公演記録写真



右より:6月6日に初日を迎える『蝶々夫人』指揮者イヴ・アベルと福地茂雄理事長