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2011年5月6日

新国立劇場2010/2011シーズンオペラ
「コジ・ファン・トゥッテ」 指揮者・出演者変更のお知らせ

新国立劇場2010/2011シーズンオペラ「コジ・ファン・トゥッテ」指揮者・出演者変更のお知らせに関して、
下記のようにお知らせいたします。

このたびの東北関東大震災によって被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
5月29日(日)初日を予定しておりました新国立劇場2010/2011シーズンオペラ「コジ・ファン・トゥッテ」(ダミアーノ・ミキエレット演出 新制作)公演は、大震災後の原子力災害による自身の健康への懸念から、現在の日本に長期滞在することが困難であると決断を下した3名(P.カリニャーニ、A.サムイル、D.コルチャック)及び体調不良者1名(E.ツァラゴワ)が降板を申し出たため、指揮者及び出演者を以下の通り変更して上演いたします。

指  揮       :パオロ・カリニャーニ → ミゲル・A.ゴメス=マルティネス
フィオルディリージ :アンナ・サムイル → マリア・ルイジア・ボルシ 
デスピーナ      :エレナ・ツァラゴワ → タリア・オール
フェルランド     :ディミトリー・コルチャック→グレゴリー・ウォーレン

【変更なし】ドラベッラ役ダニエラ・ピーニ、グリエルモ役アドリアン・エレート、ドン・アルフォンソ役ローマン・トレーケル


なお、この指揮者・出演者変更に伴う払い戻しはありません。

新国立劇場2010/2011シーズンオペラ「コジ・ファン・トゥッテ」公演情報☛


 

舞台セットプランより

〜〜〜〜〜〜〜〜 新キャスト・プロフィール 〜〜〜〜〜〜〜〜
指揮: ミゲル A.ゴメス=マルティネス        Miguel A. Gómez-Martínez  
スペインのグラナダ生まれ。グラナダとマドリッドなどで学ぶ。1985年から91年までマドリッド・サルスエラ劇場芸術監督兼首席指揮者、90年から93年までマンハイム州立劇場音楽総監督、93年から96年までフィンランド国立歌劇場芸術監督兼首席指揮者を歴任し、97年からスペイン・バレンシア管弦楽団芸術監督、2000年からベルン・オペラ音楽監督の地位に就いている。また客演指揮者としてウィーン国立歌劇場、バイエルン州立歌劇場、英国ロイヤルオペラ、パリ・オペラ座、チューリッヒ歌劇場や音楽祭でも活躍。オーケストラ指揮者としての活躍も多く、作曲家としての評判も高い。新国立劇場には04年「マクベス」、05年「アンドレア・シェニエ」、06年「ドン・カルロ」に続いて、4回目の登場となる。

フィオルディリージ: マリア・ルイジア・ボルシ      Maria Luigia Borsi
イタリア中部ソーラ生まれ。2004年フェニーチェ歌劇場にマゼール指揮「椿姫」ヴィオレッタでデビュー。同年ミラノ・スカラ座「トゥーランドット」リュー、パレルモ・マッシモ歌劇場の「カルメン」ミカエラに出演。08年にはザルツブルク音楽祭とローマ歌劇場での「オテロ」(ムーティ指揮)デズデーモナ、ボローニャ歌劇場「ラ・ボエーム」ミミ、「ドン・ジョヴァンニ」ドンナ・アンナ、「蝶々夫人」タイトルロールのほか、欧米の主要歌劇場や音楽祭に数多く出演している。今後の予定としてはバルセロナのリセウ劇場「ラ・ボエーム」ミミ、アトランタ・オペラ「ドン・ジョヴァンニ」ドンナ・エルヴィーラに出演予定。日本では08年アンドレア・ボチェッリ日本公演、09年チョン・ミュンフン指揮「椿姫」(コンサート形式)ヴィオレッタ、09年西本智実指揮「オペラ・アリア・ガラ」などで来日している。新国立劇場初登場。

デスピーナ: タリア・オール                Talia Or 
イスラエル生まれ。ハンブルク音楽演劇大学に学び、コンクールで優秀な成績を残す。2003年ハンブルク州立歌劇場で「魔笛」パパゲーナなどに出演。その後モネ劇場などの若手育成プログラムで研鑽を積み、ミュンヘンのバイエルン州立歌劇場やゲルトナープラッツ劇場の専属契約を結ぶ。バイエルン州立歌劇場ではF.ルイージやP.カリニャーニら一流指揮者との共演を重ねる。最近では、バイエルン州立歌劇場「フィガロの結婚」バルバリーナ、スペイン・アリアガ劇場でヘンツェの「若い恋人たちのエレジー」エリザベス・ツィンマー、バレンシア州立歌劇場でマゼール指揮「パルジファル」第1の花の乙女のほかブレゲンツ音楽祭に出演。2010/11シーズンは、ハンブルク州立歌劇場「コジ・ファン・トゥッテ」デスピーナ、トリノのテアトロ・レッジョで「パルシファル」第1の花の乙女と「フィデリオ」マリツェリーネに出演。リモージュ歌劇場「愛の妙薬」アディーナの出演も決まっている。初来日、新国立劇場初登場。

フェルランド: グレゴリー・ウォーレン            Gregory Warren    
アメリカ・テキサス州出身。ワシントン・オペラによる次代のスターを発掘・育成するドミンゴ−カフリッツ・プログラムに選ばれ、「コジ・ファン・トゥッテ」フェルランドや「ソフィーの選択」スティンゴ、「愛の妙薬」ネモリーノ、「ジャンニ・スキッキ」ゲラルドなどへの出演を重ねる。2005年から07年には、サンタフェ・オペラなどアメリカ各地の新人プログラムに参加し、多くの著名指揮者、音楽家らのもとで研鑽を積む。2007/08シーズンはロサンゼルス・オペラに「オテロ」ロドリーゴでデビュー、08/09シーズンにはスイスのザンクト・ガレン劇場「月の世界」チェッコでヨーロッパデビューし、ベルリン州立劇場、ネザーランド・オペラ、エストニア国立歌劇場など活躍の場を広げ、「魔笛」タミーノ、「椿姫」アルフレード、「トロイ人」イオパスとハイラス、「ルチア」アルトゥーロなどを演じる。08年より3年間ベルリン・ドイツ・オペラの専属歌手を務める。初来日、新国立劇場初登場。