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2011年4月25日

2011/2012シーズンオペラ 注目の男声歌手陣をご紹介! 
セット券はまだまだお申し込み可能です。

すでに多くのお客様から大反響をいただいている新国立劇場2011/2012シーズンオペララインアップ。なかでも話題なのは、豪華な出演者陣です。日本に居ながらにして世界の旬の歌手を聴くことができるのが、新国立劇場の魅力。これから2回にわたって、2011/2012シーズンに登場する注目の歌手陣をご紹介いたします。

今回は男声歌手編。
開幕公演の「イル・トロヴァトーレ」、4月「オテロ」のヴェルディの2作品でタイトルロールを務めるのが、ヴァルテル・フラッカーロです。イタリア出身のドラマティックテノールでは現在最高、唯一無二のイタリア声を誇り、とりわけ輝かしい高音が魅力。ヴェルディを特に得意とし、「アイーダ」ラダメスなどで、スカラ座、メトロポリタン歌劇場、ウィーン国立歌劇場など引っ張りだこの活躍です。新国立劇場では、03年「アイーダ」ラダメス、08年「トゥーランドット」カラフに登場しており、彼の「誰も寝てはならぬ」に痺れたお客様も多いのでは? 「イル・トロヴァトーレ」マンリーコ最大の見せ場であるアリア「見よ、恐ろしい炎を」を、世界のオペラファンを沸かせるフラッカーロが輝ける美声で歌いあげます。どうぞご期待ください。

ヴァルテル・フラッカーロ

12月「こうもり」でアイゼンシュタインを歌うのは、今やウィーン国立歌劇場で大人気、とりわけ女性ファンを虜にしている若手バリトン、アドリアン・エレートです。「セビリアの理髪師」フィガロから「ラインの黄金」ローゲまで幅広いレパートリーを誇り、艶のある声と深い表現力が魅力です。また、09、10年はバイロイトで「ニュルンベルクのマイスタージンガー」ベックメッサーに出演し、大変話題となりました。新国立劇場では、11年5、6月「コジ・ファン・トゥッテ」グリエルモに続く出演となり、「こうもり」と見比べてみるのも楽しみです。
もう一人、スター・バリトンが2011/2012シーズン新国立劇場に登場。「ドン・ジョヴァンニ」タイトルロールのマリウシュ・クヴィエチェンです。メトロポリタン歌劇場をはじめ、ウィーン、ロンドン、ミュンヘンなどで大活躍のクヴィエチェンが、国際的キャリアを築くきっかけとなった役がこのドン・ジョヴァンニ。2011/2012シーズンはメトロポリタン歌劇場でも新制作「ドン・ジョヴァンニ」タイトルロールに出演が決定。クリアな美声、ハンサムな容姿、キビキビとしたアクション−クヴィエチェンの魅力を最大限に堪能できる「ドン・ジョヴァンニ」は必見です。

アドリアン・エレート

マリウシュ・クヴィエチェン

世界のオペラ界を席巻するロシア勢からも2人、注目の男性歌手が登場します。「さまよえるオランダ人」タイトルロールのエフゲニー・ニキティン、「ドン・ジョヴァンニ」ドン・オッターヴィオのダニール・シュトーダです。ふたりともゲルギエフ率いるマリインスキー劇場所属で、欧米の一流歌劇場でも大活躍。なかでも、ニキティンは03年「ボリス・ゴドゥノフ」タイトルロール、06年「ニーベルングの指環」ヴォータン/さすらい人など、マリインスキー劇場日本公演でたびたび来日。その豊かな声と舞台映えする容姿にファンも多く、待望の新国立劇場登場となります。11年はバイエルン国立歌劇場日本公演「ローエングリン」テルラムント役にも出演予定です。
そして、昨年11月の発表以来大反響をいただいているのが、クラウス・フロリアン・フォークトがタイトルロールを歌う「ローエングリン」です。甘いマスクに透明な美声を持ち、正に絵に書いたような“白鳥の騎士”。現代最高のローエングリンとの呼び声も高いのがフォークトです。世界中で女性ファンも多いとか。ローエングリン役は、メトロポリタン歌劇場、スカラ座、ウィーン国立歌劇場など多くの歌劇場で歌っており、2011年夏のバイロイト音楽祭でも同役で出演予定です。
このほか、「ルサルカ」王子役のペーター・ベルガーなど、今伸び盛りの若手テノールも注目です。また、世界的なヘルデン・テノールで、新国立劇場の「ニーベルングの指環」でもジークフリート役を歌ったクリスティアン・フランツが、「サロメ」ヘロデ役にロールデビューするのもなんとも贅沢。
また、日本人歌手陣も実力派を多く迎えています。ウィーン・フォルクスオーパー専属の平野和が「ドン・ジョヴァンニ」レポレッロに出演。確実な歌唱と存在感でおなじみの妻屋秀和は「イル・トロヴァトーレ」フェルランド、「ラ・ボエーム」コッリーネ、「ドン・ジョヴァンニ」騎士長を歌います。そして、今シーズンの「蝶々夫人」に続いて、ウィーン国立歌劇場専属の甲斐栄次郎が、「ラ・ボエーム」ショナールに出演します。また、日本オペラ「沈黙」で主役ロドリゴを歌うのは、関西で活躍する小餅谷哲男と、今シーズン「夕鶴」で好評だった小原啓楼です。

魅力的な出演者が勢揃いする新国立劇場2011/2012シーズンオペラ公演。まだまだお申し込み可能です。確実に、お得にお席を確保できるのがセット券。お申し込みはお早目にどうぞ!

2011/2012シーズンオペララインナップの詳細、セット券のお申し込みはこちら

エフゲニー・ニキティン

クラウス・フロリアン・フォークト