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2010年10月7日

バレエ「ペンギン・カフェ」子供向けリハーサル見学会が行われました

10月27日(水)に初日を迎える「ペンギン・カフェ」の子供向けリハーサル見学会が行われ、ジュニア・アカデミック・プラン会員の小学5・6年生が見学に訪れました。

当作品の振付家であり、今シーズンから新国立劇場の舞踊芸術監督に就任したデヴィッド・ビントレー指導の下、
ペンギン役のさいとう美帆、西山裕子、大和雅美と
カンガルー・ラット役の八幡顕光が、リハーサルをしました。

リハーサル終了後のQ&Aセッションでは、子供たちからダンサーに「動物のように動くために何かしてしていますか?」
「ダンサーの方々はとても細く見えますが、こんな激しい踊りを踊るのはたいへんではないですか?筋トレなどをやっていますか?」といった質問がありました。

ダンサーのさいとう美帆は「私はペンギン役をやるので、TVでペンギンが出てくると、動きをつぶさに観察してしまいます」と答え、八幡顕光は「特別な筋トレはしていませんが、ダンサーは毎朝クラス・レッスンという基礎トレーニングをやっています。その中で、バレエに必要な筋肉が付いてきます」と答え、監督補の大原永子先生からは「ボディビルダーのようにモリモリとした表面に出る筋肉ではなく、表面に出ない弾力のあるしなやかな筋肉がダンサーにはついています」と答えていました。

また、ビントレーも子供たちに「それぞれの動物のダンスは動物の動きとその動物がいる国の踊りが反映されています。たとえば、カンガルー・ラットはアメリカのテキサスにいますが、この踊りのなかにはテキサスのダンスの要素が入っています。シマウマの踊りにもやはり、シマウマが生息しているアフリカの踊りが入っています」と振付について、詳しい説明をしていました。

参加した小学生からは、「とても難しいおどりをしていて、とてもハードな事が分かりました。あんなに息切れをしていたけれど、本番ではそんな様子を見せずにおどるのはプロだと思いました。」「動物のお面を見せていただきましたが、思っていた以上にリアルでおどろきました。」「ダンサーの方達が本当の動物のように見えて、とても楽しかったです。」といった感想が寄せられました。


▲ペンギンのパートを指導するビントレー

▲カンガルー・ラットのパート。ビントレーと八幡顕光

 

▲動物のマスクを付けてみる子供たち。

 

▲最後にみんなで記念撮影!