新国立劇場について メニュー

2010年9月14日

演劇公演「ヘッダ・ガーブレル」演出家からのメッセージ

 いよいよ、9月17日(金)に初日を迎える演劇公演「ヘッダ・ガーブレル」。新国立劇場の2010/2011シーズン開幕を告げるだけでなく、演劇芸術監督・宮田慶子の就任第一作となる公演でもあります。今週から、キャストやスタッフ、衣裳、小道具などは、新国立劇場の地下2Fにあるリハーサル室を離れ、小劇場へと移りました。いわゆる“小屋入り”です。

 本読みから1カ月以上にわたって続けられてきた稽古が、本番と同じ舞台装置、照明、音響、衣裳によって肉付けされ彩られ、さらに厚みと華やかさを増していきます。演出の宮田慶子をはじめとするスタッフや、大地真央・益岡徹らキャストの力が結集されていく様子は、まさに総合芸術の醍醐味といえるでしょう。

 “日本の演劇が西洋の演劇とどのように出会い進化してきたか”を検証する、連続シリーズ[JAPAN MEETS… −現代劇の系譜をひもとく−]の第一弾となる本作品。ですが、あまり堅苦しく考えず、まずは小劇場の濃密な空間で贅沢な時間を味わってみてください。劇場でお待ちしています。


宮田慶子より(演出/新国立劇場演劇芸術監督)
「いよいよ、『ヘッダ・ガーブレル』が開幕します。ただ今、舞台稽古の日々です。
図面上にプランを描き上げ、打ち合わせを重ねてきた装置、照明、音響、衣裳のすべてが実際に立ち上がっていく瞬間に立ち会うこの数日間は、演出家にとって、もっとも興奮する、そして至福を味わえる時間でもあります。さらに、稽古場でコツコツと積み上げてきた俳優陣の演技が、いよいよ実を結ぶ時でもあります。
あとは、お客様をお迎えする初日を待つばかり…。乞、御期待です!」

演出家の台本

 

◎「ヘッダ・ガーブレル」公演情報はこちら
◎新国立劇場Webボックスオフィスはこちら
◎前売券・当日券のお求め方法はこちら