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2010年5月28日

2009/2010シーズンオペラ
「カルメン」と「鹿鳴館」 リハーサル同日開始!

2009/2010シーズン 不動の人気作品「カルメン」、注目の世界初演「鹿鳴館」
リハーサル同時開始!
<「鹿鳴館」編>

故・若杉弘芸術監督による2009/2010シーズン最後の作品として、三島由紀夫の戯曲原作、
池辺晋一郎作曲の創作委嘱作品〈世界初演〉オペラ『鹿鳴館』(6月24日初日)のリハーサル
が始まりました。 
この作品のオペラ化に、大変意欲的だった故・若杉芸術監督の熱い想いを五線紙にこめたという
池辺氏。リハーサル開始前の関係者顔合わせで、「“ゴメイカン”から“ロクメイカン” への厳しい
道のりを完走。素材を料理人に提供したので、あとは皆さんが調理してください」と、初日の緊張
感を和ませつつ、「演出の鵜山さんは、大学のワグネル・ソサエティーで活躍したほどのオペラ通」
とコメントするなど、オペラ「鹿鳴館」の船出を暖かく後押ししてくださいました。上演台本も担当
した演出の鵜山仁(現演劇芸術監督)は「時代に翻弄される人間の滑稽さを、リハーサルの中で
キャッチボールを積み重ねながら、有機的な舞台を作っていきたい」と挨拶。時代の背景にある
明治初期の和魂洋才路線は、和洋折衷な衣裳に演出コンセプトの一環として表れています。
近代日本の華麗なる社交界の光と影がゆれるオペラ「鹿鳴館」にどうぞご期待ください。

チケットのお問い合わせは、
新国立劇場ボックスオフィス:03−5352−9999
もしくは、新国立劇場Webボックスオフィスまでどうぞ!

全体集合写真

 

作曲:池辺晋一郎

コンセプト説明 左:池辺晋一郎  中央:鵜山仁

 

コンセプト説明

衣裳コンセプトも“和洋折衷”です。(衣裳:前田文子)