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2010年3月3日

バレエ研修所 第5期生がまもなく修了を迎えます

2008年より研修に励んできた第5期生が、まもなく2年間の課程を修了し、プロへの道を歩みだそうとしています。
最後の研修公演として、2月20日、21日に実施した修了公演「エトワールへの道程2010」に出演しました。

シアトリカル・ダンス『幸福な王子』
燕:高橋一輝  王子:宝満直也

クラシカルバレエ『眠れる森の美女』ハイライト
朝枝尚子&福岡雄大

 

第5期生から修了を迎えてのメッセージです。


朝枝尚子
常に目の前に課題があったこの2年間、時には迷う事もありましたが、全ては私を成長へと導いてくれる糧となりました。憧れの研修所で素晴らしい先生方のもとで学び、沢山の芸術に触れることが出来、本当に幸せでした。私を支えてくださった全ての方に感謝の気持ちを忘れずに、心のある魅力溢れるダンサーを目指して頑張ります。


岡本麻由
あっという間に過ぎてしまった2年間。この2年間は本当に沢山のことを夢中で学び、考え、感じてきました。時に悩み、立ち止まりそうになりながらも、自分と向き合い全ての自分を受け入れる事の難しさを知りました。研修所での生活は私の大切な宝物であり、前進するための大きな自信に繋がると信じています。修了を新たな出発と考え、プロダンサーとして一歩を踏み出したいと思います。


広瀬 碧
2年の研修期間を頂き、心から感謝申し上げます。バレエの技術だけでなく、人間として成長するための多くの事を教えて頂きました。プロのダンサーになるには、今まで以上に強い意志と自覚が必要になると思います。研修所で学んだ事を基礎に努力を重ね、観て頂いた方に感動を与えられるようなダンサーになりたいと思います。

(左から)朝枝尚子、岡本麻由、広瀬 碧

 

加地暢文
あっという間に過ぎてしまった2年間でしたが、とても充実しており、僕にとっては幸せの日々でした。この研修所でダンサーとして、とても栄養が詰まった種が出来上がったと思います。これからどのように育てていくかは自分次第です。この研修所に入所した時の初心、そして周りへの感謝を忘れずに、自分自身に挑戦し続けていきたいと思います。


高橋一輝
入所して先生方を始め、大切な人達に出会えた事を、暖かな灯のように感じています。この2年間で、多くのものを知る事は、自分を見つめる事と同じであると知りました。先生方、スタッフの方、同輩達、そして家族への感謝の気持ちはうまく言葉に出来ません。なのでこれからもこの感謝を胸に、力の限り、心の底から演じ、踊りたいと思います。


宝満直也
遂に修了の時がきました。何度も何度も悩みました。目先の事ばかりに追われて、視野が狭くなってしまった時もありました。自分しか見えなくなって忘れてしまった事があります。「踊りが好きだから踊ってるんだ。」ということ。こんな僕に親身になって指導してくださった先生方、いつも支えてくれた人達に感謝を込めてこれからも僕の精一杯を表現します。

(左から)加地暢文、高橋一輝、宝満直也