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2009年5月7日

ボリショイ劇場「椿姫」新国立劇場バレエ団主役、堀口純&山本隆之に決定!

新国立劇場バレエ団は来る9月に二度目の海外公演として、ロシア・ボリショイ劇場で牧阿佐美の「椿姫」を上演します。
 この度、新国立劇場バレエ団の主役が決まりましたのでお知らせします。
 主役のマルグリットは堀口純、アルマンは山本隆之に決定しました。
 今回大抜擢となった堀口純は新国立劇場バレエ研修所第二期生で05年より新国立劇場バレエ団のシーズン契約ダンサーとして活躍、07年12月「くるみ割り人形」で主役デビューし、好評いただきました。若手ながら安定したテクニックと女性らしい雰囲気を持つ美しいダンサーで、このところの目覚ましい急成長が今回の抜擢につながりました。
 また、山本隆之は新国立劇場バレエ団のプリンシパルとして活躍、近年ますますその精神性と演技力に磨きかかり、充実したステージを務めています。
 充実とさらなる発展の時期を迎えている新国立劇場バレエ団にどうぞご期待ください。

■ボリショイ劇場公演「椿姫」出演者と出演日程
9月18日(金)19:00開演 スヴェトラーナ・ザハロワ / デニス・マトヴィエンコ
9月19日(土)19:00開演 堀口 純 / 山本隆之
9月20日(日)19:00開演 スヴェトラーナ・ザハロワ / デニス・マトヴィエンコ

★なお観劇ツアーについては
こちら

▲堀口純

▲山本隆之

 

■マルグリッド役
堀口 純 Horiguchi Jun <2009/2010シーズンにソリスト昇格予定>

 埼玉県出身。岡本佳津子スペシャルクラスにて岡本佳津子に、みむらゆきこエコール・ド・バレエにて三村由紀子に師事。03年新国立劇場バレエ研修所に第二期生として入所する。05年に修了し、同年秋より新国立劇場バレエのシーズン契約ダンサー。新国立劇場では07年「くるみ割り人形」で主役デビュー、「コッペリア」スワニルダの友人、「ドン・キホーテ」キトリの友達(グラン・パ)、「白鳥の湖」花嫁候補、「ライモンダ」ヘンリエットなど重要な役を踊り活躍。主な受賞歴に05年埼玉全国舞踊コンクール第1部第2位、同年アジア・パシフィック国際バレエコンクール第2位、07年NBA全国バレエコンクール・コンテンポラリー部門第1位など。

 

■アルマン役
山本隆之 Yamamoto Ryuji <プリンシパル>
 
 大阪府出身。86年よりケイ・バレエ・スタジオにて矢上香織、久留美、恵子に師事、ジャズダンス、クラシックバレエを始める。93年にニューヨークのジョフリー・バレエ学校に奨学生として留学し、ジョフリー・バレエに入団。95年韓国光州国際バレエコンクールのパ・ド・ドゥ部門で第2位入賞。新国立劇場へは97年より登録ソリスト、01年からシーズン契約ソリスト。新国立劇場がレパートリーとするほとんど全ての作品で主役を踊っており、名実ともに新国立劇場バレエ団のトップ・ダンサーである。現代振付家作品での卓越した踊りには定評があり、エメラルド・プロジェクト「カルメン」「オルフェオとエウリディーチェ」などの創作バレエにおける役の解釈と人物造形の深さも高く評価されている。07年の新制作ローラン・プティの「コッペリア」フランツ役、昨シーズンの新制作牧阿佐美の「椿姫」アルマン役を見事に演じた。今シーズンは開幕作品の世界初演新制作D.ビントレー「アラジン」で初日主役に選ばれ好評を得た。03年中川鋭之助賞、05年服部智恵子賞、07年橘秋子賞優秀賞、07年芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。