新国立劇場について メニュー

2008年5月22日

「現役の俳優のためのリフレッシュコースVOL3」    (受付中)

新国立劇場では芸団協の主催するリフレッシュコースに共催し、すでに俳優として活躍をしている方々を対象に、そのスキルを更にアップする、或いは新たなスキルを再発見する場として一提案を行いたいと考えます。

現役で活躍している俳優も、多くの課題や問題を自ら感じています。しかし現代日本の演劇環境では、どんなに自分自身への技術向上に対する意識が高くとも、その課題や問題に取り組めるチャンスが少ない、という状況でもあります。そうした状況への一つの試みとして、このコースが誕生しました。
 
今回のテーマは「俳優としての身体を見つめなおす」。この言葉をキーワードに、それぞれの専門家から、自分の身体や技術の特性を見つめなおします。弱いところがあればその克服の仕方、そして長所を活かした表現の可能性を探り、新たな可能性を探ります。同時に、俳優として必要な身体のメンテナンスの方法も学びます。同時に行われる座学(=サロン)では、様々な価値観と出会い、俳優としての器を大きくする手がかりを探ります。

さらに詳しく知りたい方はこちらをお読み下さい。




[コース概要]
この「リフレッシュコース」では、第一に俳優としての自分自身の技術をメンテナンスする力を手に入れること、第二にその上で技術を大きく育てて行くこと、第三には自らの課題を発見しそれに取り組んで行く方向を見つけること、最後には新たな自分の可能性を発見して育んで行く力を手に入れることを目指したいと考えています。もちろん、実践的な技術も同時に学んで行きます。

今回は、「もう一度、俳優の身体を見つめる」ということをテーマに、2つの講座−「身体は喋る(The Body Speaks)」、「声と身体をつなげるトレーニング」−を中心としたカリキュラムを設けています。同時に俳優の身体のコンディションを整える一つの方法として「ボディーワークス」を経験豊かな講師に学びます。
「座学」や「サロン」では、実演家としての俳優の権利や立場を専門家に学ぶほか、現役の演出家や劇作家などの交流の場を設け、俳優の技術のみならず、広く世界について様々な話し合いの場を設けます。

[講座及び講師]
「身体は喋る(The Body Speaks)」講師:ローナ・マーシャル
「声と身体をつなげるトレーニング」 講師:池内美奈子
「ボディーワークス」 講師:橋本佳子

[講師プロフィール]
ローナ・マーシャル
演出家、ムーブメント・ディレクター、ライターとして活躍。演劇学校としては英国のRADA、ウェーバー・ダグラス、ローズ学院などで教える。また欧州各地で俳優のみならず、オペラ歌手、ダンサー、サーカス・パフォーマーなど広い範囲のパフォーマーを教える。

池内美奈子
1991年英国ヨークシャーにあるARTTS International 校にて演出ディプロマを取得。2000年度文化庁派遣在外研修員としてロンドンのセントラル校のヴォイス・コースに学び、ヴォイス&スピーチ講師術を修得。ヴォイス学修士を取得。ロンドンではセントラル校、RADA日本人ワークショップ、メアリーマウント演劇校などでヴォイスを教える。新国立劇場演劇研修所ヘッドコーチ。

橋本佳子
ボディーワークス主宰。幼少よりクラシックバレエを学び、1979年より英国ロイヤルバレエスクールに留学。谷桃子バレエ団所属の舞踊家として活動中に‘85〜’87まで文化庁芸術家在外研修員として、英国でプロダンサーの体の内面からの表現および管理法について研修。英国PILATES第一人者A.HERDMAN氏に師事し、ピラーティスベースボディコンディショニング技法および指導法を研修。日本においては舞踊界を皮切りに、体育大学など、さまざまな場において報告活動および授業を行う。‘90日本初のピラーティスマシン導入のスタジオを設立し、一人一人に対して心身への意識と動作の基盤を安定させる訓練法を実施。現在、新国立劇場演劇研修所講師。

池内美奈子
「声と身体のトレーニング」

ローナ・マーシャル
「身体は喋る(The Body Speaks)」

 

橋本佳子「ボディーワークス」

 

[応募に際して]
受講希望の方は、所定の申込用紙に記入の上、(社)日本芸能実演家団体協議会[芸団協] 芸能文化振興部 にお申し込み下さい。(6月24日(火)必着
申込書は、芸団協ホームページからダウンロードできます。



「現役の俳優のためのリフレッシュコースVOL.3」
募集概要

[対象] 舞台俳優として5〜6年以上のキャリアのある俳優(全日参加できる方のみ)
[定員] 最大16名程度。応募多数の場合は、書類選考を行います
[主催] 社団法人日本芸能実演家団体協議会[芸団協]
[共催] 財団法人新国立劇場運営財団
[日時] 2008年7月7日(月)〜18日(金)10:00〜16:30(12,13日を除く毎日。但し、11日のみ18:00まで)
[料金] 84,000円(別途に交流会費1,000円が必要となります。)
[狙い] 「もう一度、俳優の身体を見つめる」この言葉をキーワードに、それぞれの専門家から、自分の身体や技術の特性を見つめなおします。弱いところがあればその克服の仕方、そして長所を活かした表現の可能性を探り、新たな表現の可能性を探ります。同時に、俳優として必要な身体のメンテナンスの方法も学びます。サロンでは、様々な価値観と出会い、俳優としての器を大きくする手がかりを探ります。
[講師]
   ローナ・マーシャル 「身体は喋る(The Body Speaks)」 
     新国立劇場演劇研修所 主任講師
 
   池内美奈子     「声と身体のトレーニング」
     新国立劇場演劇研修所 ヘッド・コーチ
   
   橋本佳子      「ボディーワークス」
     新国立劇場演劇研修所主任講師

  [サロン]
   栗山民也      「いろんな自分と出会うために」
     新国立劇場演劇研修所所長、演出家

   ※ほかにもゲスト講師を複数お招きします。