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2007年1月24日

コンテンポラリーダンス「ガラスノ牙」へのお客様の声

コンテンポラリーダンス「ガラスノ牙」(2006年12月)公演アンケートにお寄せいただいたお客様の声をご紹介いたします。

○ご覧いただいた公演はいかがでしたか。
 88.0%のお客様から「良かった」以上の声をいただきました。詳細は以下のとおりです。
 「特に良かった」44.6%、「良かった」43.4%、「普通」8.4%、「あまり良くなかった」1.2%、「良くなかった」2.4%

公演記録はこちら

 

○ご意見・ご感想より(ご掲載をご許可いただいたものよりご紹介いたします。)
 
 「80年代から勅使川原さんの追っかけをしておりますが、今回とてもよかった。「勅使川原さんが帰ってきた」ような感じがしました。こういう作品を見たかったんだ!というものをキッチリ見せてくれた爽快感がありました。」(40代、男性)

 「折角見れるチャンスなので3日間続けて見に来ましたが、緊張と集中で体力的に疲れました。それだけで勅使川原氏に脱帽です。「躊躇」という言葉をこんなに意識したことはありませんでしたし、「恐れ」のようななんとも言えないムズムズした感じがしました。一番驚いた場は「叫びと囁き」でしたが、見てるうちに自分の喉からも何かがグッと押されて出てくるような不思議な感じがしました。最後のソロ、ヴァイオリンと動きが気持ちよかった。動きの中の声に心から震えた。」(30代、女性)

 「時間の持つ意味。人と光と闇(影)。いつもながらに公演を観ていて、このことを考えさせられました。人にとって時間って何なのか、今この瞬間の意味とは、未来を自分の手で、身体で、少しでも切り拓き、変えていけるのか。そんな投げかけを勅使川原さんから受けているように感じながら観ていました。」(40代、男性)

 「ダンサーよりも彫刻家という面を強く感じる舞台初めでしたが、やっぱり最後は動きを大変楽しめる舞台でした。“なみだ”出ました。ありがとうございました。」(30代、男性)

 「“音、沈黙と測りあえるほどに”武満徹さんのこの言葉が思い浮かんできた。手の動き、その軌跡が印象深かった。ガラスの破片の集積は宇宙?命?研ぎ澄まされた感覚と動きが、ガラスの破片となって、見ている者の胸に突き刺さってくるような感じ。空気や時間と言った本来は見えないはずのものが見えている感じ。すごく緊張した。」(60代、女性)

 「久々の勅使川原さんの公演に来ることができて、とてもよかったです。美しい!の一言に尽きます。至福のひと時でした。また観たいです!」(30代、女性)

 「2階席でしたが、とても観やすくてよかった。
  ライティングがとてもよかった。
  舞台の使い方が、幕で分けられているなど、とてもよかった。
  音も頭が痛くなるようにうるさくなくてよかった。
  毎秒変わる心、環境、すべて体現されていたようで、気持ちがすっきりしました。すごい。」(30代、女性)

 「大変素晴らしかった!もう一回観たかった!
翌日になって、身体中に感銘の重みが満ちてきています。素晴らしい自然現象を目の当たりにしたような開放感と充実感です。同時代に生きて、一回きりの舞台を観ることができて本当によかったです。」(30代、女性)

 「躍動とともに、静けさの中に惑いや苦しみに似た感覚を覚えました。
  ガラスの色彩と音、そして照明がとても印象的でした。」(20代、男性)