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2006年10月18日

「イドメネオ」ゲネプロ見学会

2006/2007シーズン第2弾となるオペラ「イドメネオ」が20日(金)にプレミエを迎えます。生誕250年を飾るにふさわしく、モーツァルトの音楽を堪能できるオペラの幕開けです。
これに先立ち17日、ジ・アトレ会員によるゲネプロ見学会を開催しました。多くのご応募の中から今回は抽選で20名様のジ・アトレ会員と、新入会のジ・アトレ会員20名様をご招待し、様々なご感想をいただきました。その一部をご紹介いたします。

■「イドメネオ」公演情報はこちら。
■「イドメネオ」キックオフパーティーの模様はこちら。

<ゲネプロ見学会 ご感想>

●歌手が全員すばらしく、合唱もすばらしくてびっくりしました。また、演出は音楽を全く妨げず、音楽そのものに多くを語らせる素晴らしいものでした。最初から最後まで舞台に集中できて、とても面白かったです。本当に美しい舞台美術、最高でした。(40代 男性)

●モーツァルトの作品も良し、演奏も素晴らしい出来栄えだと思います。特に演出、装置、衣裳は私の好みピッタリの落着いた、また洒落た内容で、満足しました。
私は新国立劇場開場依頼のジ・アトレ会員で、毎回オペラ公演は欠かさず観劇しています。何よりこの新国立劇場の建物、場内の雰囲気、客席、ロビーなどが気に入っているからです。他の劇場のような、ただ広いだけの会場では真のオペラの醍醐味は味わえません。今後も新国立劇場を応援していきたいと思っております。(70代 男性)

●近頃珍しい装置と演出だった。さすがジャン=ピエール・ポネルを想像させる演出で、初めて観る人にも十分分かるものだった。(70代 男性)

●古代文明のような色彩豊かな装置でよかったです。音楽もいいし、特にイダマンテと合唱がいいですね。ホールの木の響きがとても印象的でした。イーリアのイダマンテに対する心の葛藤と、その赦しが演出によく反映されていたと思います。最近は奇をてらった演出も多く観られる中で、音楽に寄り添った演出は貴重です。ネプチューンの荒々しさが出ているともっとよかったです。(30代 男性)

●モーツァルトの作曲が素晴らしく、演奏(特に歌手)、演出、装置が必ずしも十分に追いつかぬ恨みややあり。しかし、歌手はイダマンテ役の藤村実穂子が抜群の出来、ついでエレットラ役のエミリー・マギー、イリア役の中村恵理が良かった。総じてかなりの出来といってよかろう。(70代 男性)

●とても珍しいモーツァルトが聴けました。舞台美術、装置はシンプルで美しかったのですが、波の表現が今ひとつだったように思います。特に2幕目の終わり方には不満が残りました。新国立劇場から世界に向けて発信できる演出とは思いますが、もう少し工夫がほしかったとも思います。美しい作品を取り上げてくださりありがとうございました。(40代 女性)

●モーツァルトの作品で「イドメネオ」は初めてで、とても楽しみにしておりました。本番が一層楽しみになりました。藤村実穂子さんの澄んだ歌声が印象的でした。(50代 女性 新入会員)

●ヘッドフォンをした走り回るスタッフ。モニターを見ながらチェックする演出スタッフ。オペラはこうして作られるのかと実感した。オペラの制作過程を興味深く鑑賞できて楽しかった。(50代 男性)

●比較的オーソドックスな衣裳や装置に好感が持てました。合唱はなかなか良く歌っていたと思います。イドメネオが音域によりやや不安定な感じを受けたが、全体として、かなりレベルの高いものであったと思います。(70代 男性)

●「皇帝ティートの慈悲」のようでもあるが、歌が立て続けに登場してオペラとしても物語の盛り上がる場を作るのが大変だと思います。イダマンテの歌と歌唱力がドラマ性を帯びた素晴らしいものなので、歌い手にははぼ満足しました。合唱や登場人物の配置は絵画の様で美しかったですね。そして3幕目に喜怒哀楽すべてが集約されていました。モーツァルトのメロディはやはり美しさを感じさせてくれました。(40代 女性)