新国立劇場について メニュー

2006年4月25日

「Into the Woods」
マスコミ向け公開稽古の模様 第1弾

4月17日、新国立劇場地下2階の稽古場にて、「Into the Woods」の立ち稽古がマスコミ向けに公開されました。当日は、24社60人を超える取材陣が集まり、熱気に包まれた中で稽古が行われました。予想を上回る取材陣を前に、演出家の宮本亜門さんからは「皆さんをいかに無視して稽古をするかという問題が…」の一言も。

まずは1幕冒頭、シンデレラの家、ジャックの家、パン屋夫妻の仕事場兼住居の3つの部屋の様子が並行して進められるシーンから、パン屋夫妻の家に赤ずきんがやってくる場面を抜き出して稽古。今回が初参加となる赤ずきんちゃん役を中心に、演技を細かく直していきます。赤ずきんちゃん役の宮本せいらさんは、これが初舞台。はつらつとした演技の中に緊張も垣間見えます。

左より パン屋(小堺一機)、パン屋の妻(高畑淳子)、
赤ずきんちゃん(宮本せいら)、宮本亜門

 

次いでやはり1幕冒頭から、パン屋の家を魔女が訪れ、パン屋にかけた呪いについて語り聞かせる場面。魔女役の諏訪マリーさんの迫力あふれる渾身の演技に、演出家からは「魔女、できてるじゃない」「できたねえ!」。取材陣からも思わず拍手が沸き起こります。

左より 魔女(諏訪マリー)、パン屋の妻(高畑淳子)、
パン屋(小堺一機)

 

最後に1幕フィナーレ。まさにハッピーエンド、シンデレラの結婚式の場面です。全てのキャラクターがそろって幸せを分かち合うシーン、まずは動きをざっと確かめます。「各自衣裳の具合を確認してくださいね」と細かい配慮をしながら、振付を直していきます。全曲中随一の叙情的な大合唱には音楽の面からも細かく指示が入り、続く「Into the Woods〜」のテーマでは軽快でダイナミックな振付を披露、取材陣を唸らせました。


この日の出演者のコメントを、第2弾で掲載予定です。お楽しみに。