「コジ・ファン・トゥッテ」指揮者
ダン・エッティンガー氏インタビュー

3月21日(日・祝)に初日を迎えるオペラ「コジ・ファン・トゥッテ」」ダン・エッティンガー氏にショートインタビューをいたしました。

Q.マエストロは、現在ドイツとイスラエルでご活躍ですね。マエストロにとって日本の観客に対してどのような印象をお持ちですか?

A.日本には2004年公演「ファルスタッフ」が初来日でした。まだ観客の印象を断定するほど日本に滞在していないので、「コジ・ファン・トゥッテ」が終演したらその質問にお答えいたしましょう(笑)。
今日は、いま私が思っていることをお話しいたします。各国が持つ文化の違いによって、拍手の仕方や、感情の表し方は違うかもしれません。でも私は先回の「ファルスタッフ」の演奏中に、他の国でいつも感じている同じ"観客のエネルギー"を背中で感じました。それはきっと万国共通のものだと思います。

Q.先回のヴェルディ「ファルスタッフ」は非常に好演でした。本公演はモーツァルト「コジ・ファン・トゥッテ」です。この度はどのような解釈をなさいますか?

A.私はモーツァルトに、素晴らしい形で接点を得ているのではないでしょうか。
この公演で私はチェンバロを弾くことになりました。私にとってそれはとても嬉しいことです。この作品でチェンバロの役割は、まるで"サイレント・ムービーにおけるピアノ演奏をしている"とか"交響曲を指揮している"にような気持ちにさせてくれるからです。また、レチタティーボの演奏は、演出家・レプシュレーガー氏が創りあげるドラマと密接に関係します。私はドラマに深い関わりを持つことが出来ます。それがとても嬉しいのです。そして、モーツァルトの作品はアリアも美しいですが、やはりアンサンブルが見事です。特に「コジ・ファン・トゥッテ」はアンサンブルが非常に大きなウェイトを占めている作品です。観客の皆様には、是非ご期待いただければと思っております。

Q.オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」の主人公は女性です。そして本公演の演出家も女性です。その件に関しては如何でしょうか?

A.私にとって「コジ・ファン・トゥッテ」は本公演が初演となります。ですから男性と女性の演出家でどの様に異なるかっといった比較はまだ出来ません。
ですが、私もレプシュレーガー氏もダ・ポンテとモーツァルトの意図を尊重しています。おそらく、女性から見た視点で物語を操っていくのではないでしょうか。演出の展開が非常に楽しみです。

Q.では、本公演の作曲家・モーツァルトにメッセージを!

A.サンキュー・ベリー・マッチ!!!の一言です!
やはり、私はモーツァルトの作品が大好きです。
ブラームス、シュトラウス、シェーンベルク、ストラヴィンスキーと、どの作曲家にしても、彼らの原点はモーツァルトのスタイルだと思います。モーツァルトの音楽は"音楽の共通言語"なのです。彼の音楽は非常に神秘的で、ユニバーサルなものです。また、胎教にも幼児教育にも良い音楽として知られています。まさに科学を超えた、ミステリアスで偉大な音楽だと思います。

■「コジ・ファン・トゥッテ」公演情報 (2005年3月21日〜31日)

チケットのお申し込み:新国立劇場ボックスオフィス 03−5352−9999



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