トーマス・ノヴォラツスキーオペラ芸術監督
就任挨拶

ノヴォラツスキー 新国立劇場は素晴らしい劇場です。建設に至るまでには長い時間と幾多の努力がありました。オープンしてから6年が経ちました。日本の多くの芸術家と聴衆の夢がかなったのです。新国立劇場のように高度な技術を駆使した劇場は世界にもほとんど例がありません。6年では、劇場の歴史はまだこれからです。まだ赤ん坊です。いまこそ歩き出し、世界の中でこの劇場にふさわしい座に着く時が来ました。日本は経済的、政治的にもっとも重要な国のひとつというだけではなく、文化のあらゆる領域においても重要な国です。さらに、日本の聴衆はヨーロッパの古典芸術に関して世界でも最も質の高い情報に接していると言えます。したがって、政府がヨーロッパ芸術文化のための国立劇場を持つことを決断したのは行政における正しい一歩でした。そして、オペラハウスとしての新国立劇場の地位を確立する、という次の段階へと歩を進めるのが私の役目です。この劇場がアジアの鼓動を伝え、世界のトップクラスのオペラハウスが顔をそろえる一流劇場の仲間入りをする日も近いことでしょう。

私たちはみな、オペラの魔力を信じずにはいられません。演劇と音楽がなければ、世界はどれほど貧しく寂しいものとなってしまうことでしょう。感情を表現し得る手段として、音楽以上にすばらしいものがほかにあるでしょうか。私たちはみなこの音楽のとりこです。私たちはみな、この魔法からもはやのがれられません。さあ、楽しもうではありませんか!

 
ノヴォラツスキーのサイン
新国立劇場オペラ部門芸術監督
トーマス・ノヴォラツスキー
Thomas Novohradsky
 

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