新国立劇場オペラ研修所後期研修公演

 日頃の研修成果を、本公演と同じ舞台でお客様にご披露いたします――――――
 当研修所は3年制の研修所として平成10年度にスタート、今年度は初めて3期全員が揃いました。
 オペラ歌手として日々研鑽を積んでいる研修生に取りまして、『劇場で、お客様を前にして、歌い演じる』ことは、実際的な体験を積む得がたい機会です。
 そして、第1期生に取りましては今回が修了公演になります。
 是非とも、研修生の舞台での熱演、熱唱をご覧いただき、明日を目指す歌手たちに、暖かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。


1年次(第3期生)
2001年2月1日(木) 17:30開場 18:30開演
台本:ロレンツォ・ダ・ポンテ 作曲:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
コシ・ファン・トゥッテ Cosi fan tutte  (全2幕)
指導: 菊池 彦典(指揮)
  十川 稔(演出)
研修生(1年次、第3期生): 青木 素子 (メッゾソプラノ) ドラベッラ
  安藤 赴美子 (ソプラノ) フィオルディリージ
  國光 智子 (ソプラノ) デスピーナ
  小出 理恵 (ソプラノ) フィオルディリージ
  中原 雅彦 (テノール) フェッランド
賛助出演: 柴山 昌宣 (バリトン) グリエルモ
  三浦 克次 (バス) ドン・アルフォンソ
管弦楽: 新星日本交響楽団
* あらすじ
 若い士官フェッランドとグリエルモは、フィオルディリージとドラベッラの姉妹と相思相愛の仲。恋人の貞節を自慢する二人に対し、老哲学者ドン・アルフォンソは「女は生まれつき浮気なものだ」と主張する。議論の末、三人は恋人たちを試す賭をすることになる。ドン・アルフォンソの言う通りに行動し、恋人たちに戦地へ行かなければならないと嘘をついて別れを告げるフェッランドとグリエルモ。嘆き悲しむ姉妹の前に二人は変装してあらわれ、求愛を始める。初めは拒絶する姉妹だったが、女中デスピーナの浮気のすすめもあり、次第にその気になってくる。裏切られたと怒るフェッランドとグリエルモに、ドン・アルフォンソは「女は皆こんなもの」と宣言する。
 
2年次(第2期生)
2001年2月13日(火) 17:30開場 18:30開演
台本:ジョヴァンニ・バッティスタ・ロレンツィ 作曲:ジョヴァンニ・パイジェッロ
中国人の偶像〜リードロ・チネーゼ〜L'Idolo Cinese(全3幕)
指導: エンリコ・デ・モーリ(指揮)
  アルフレード・コルノ(演出)
研修生(2年次、第2期生): 柴田 由香 (ソプラノ) カメートリ(タタール人の娘)
  背戸 裕子 (メッゾソプラノ) ジルボ(小姓)
  谷口 サチヨ (ソプラノ) アドルフォ(フランスの隊長)
  渡辺 敦子 (メッゾソプラノ) エルジッラ(タタール人の娘)
賛助出演: 岩森 美里 (メッゾソプラノ) パルメテッラ(ナポリ人の娘)
  岡本 泰寛 (テノール) リコナッテ(トゥベローネの息子)
  坂本 伸司 (バリトン) トゥベローネ(中国の君主で司祭)
  筒井 修平 (バス) ピロットラ(船乗り)
管弦楽: 東京フィルハーモニー交響楽団
* あらすじ
  中国のカム神の司祭であるトゥベローネの息子リコナッテは、父の宿敵であるタタールの娘エルジッラと愛し合っている。二人は駆け落ちするが、エルジッラに横恋慕する男の策略で互いを裏切り者だと思いこまされ、嫉妬に狂ったリコナッテはエルジッラに傷を負わせてしまう。死んでしまったかと思われたエルジッラだったが奇跡的に助かり、森の中をさまよっているうちにフランス人の旅人アドルフォとその下僕のピロットラに出会う。アドルフォは恋人に会いに行く途中であったが、エルジッラの話を聞くと、彼女を助けてリコナッテに復讐しようと誓う。ところがアドルフォの恋人カメートリは、実はリコナッテの親が決めた婚約者であった。その頃トゥベローネは、小姓のジルボとともにカム神の祀りの準備の真っ最中。偶像が月から降りて来るという祝いの祀りだ。ピロットラは、この祀りの料理を盗み食いしているうち、月から降りてきた偶像に間違えられてしまう。二組の恋人たちは誤解に誤解を重ね、偽の偶像の妙な託宣にも惑わされての大騒動となる。
 
3年次(第1期生)
2001年2月18日(日) 13:00開場 14:00開演
台本:ギュスターヴ・ヴァエーズ 作曲:ガエターノ・ドニゼッティ
リータ Rita  (全1幕)
指導: 星出 豊 (指揮)
  アルフレード・コルノ (演出)
研修生(3年次、第1期生): 井上 ゆかり (ソプラノ) リータ
賛助出演: 樋口 達哉 (テノール) ベッペ
  松尾 俊也 (バリトン) ガスパーロ
管弦楽: 新国立劇場オペラ研修オーケストラ
* あらすじ
 ベルガモの旅籠の女将リータは、気の弱い夫ベッペを尻に敷いている。リータは以前にジェノヴァで船乗りのガスパーロと結婚していたのだが、ガスパーロが行方不明になってしまったため、未亡人としてベルガモに引っ越してきて、ベッペと結婚したのだ。ところがある日、リータの旅籠にガスパーロがやって来た。彼はすでにリータを死んだものと思って再婚も決めていたため、彼女を見て逃げ出そうとするが、じゃじゃ馬リータをもてあましていたベッペは、ガスパーロにリータを返そうと引き留める。こうして前の夫と後の夫とでリータを押しつけ合う勝負が始まった。勝負の結果、ガスパーロが負けてリータを引き取ることになり、ベッペは喜ぶ。しかしガスパーロはリータを上手くだまして過去の二人の結婚証明書を取り上げて逃げ出し、リータとベッペはもとの鞘におさまる。
 
台本:ジョヴァンニ・タルジョーニ=トッツェッティ/グイド・メナーシ 作曲:ピエトロ・マスカーニ
ザネット Zanetto  (全1幕)
指導: 星出 豊 (指揮)
  アルフレード・コルノ (演出)
研修生(3年次、第1期生): 巖淵 真理 (ソプラノ) シルヴィア
賛助出演: 井坂 恵 (メッゾソプラノ) ザネット
管弦楽: 新国立劇場オペラ研修オーケストラ
* あらすじ
 高級娼婦シルヴィアは、愛のない生活にうんざりしており、愛のために泣くことすらできなくなってしまった自分を嘆いている。ある日、リュートを弾いて唄を歌いながら放浪の旅をしている少年ザネットが旅の途中でシルヴィアのもとを通りかかった。ザネットは彼女をシルヴィアと気付かず、自分の身の上を語り、いままで自由気ままに生きてきたが、あなたのような美しい人となら一緒に唄を歌って暮らしたい、と言う。シルヴィアは断るが、ザネットはさらに、ならば私ははあの有名なシルヴィアのところへ行くと言い出す。シルヴィアは、あなたのような清らかな心を持った若者が行くようなところではない、と言ってザネットを思いとどまらせ、髪にさした花を与えて別れを告げる。去っていくザネットを見送ったシルヴィアは涙を流し、自分がまた愛のために泣くことができるようになったことを知るのだった。
 
2001年2月23日(金) 17:30開場 18:30開演
台本:フェリーチェ・ロマーニ 作曲:ヴィンチェンツォ・ベッリーニ
カプレーティ家とモンテッキ家 I Capuleti e i Montecchi  (全2幕)
指導: 菊池 彦典 (指揮)
  アルフレード・コルノ (演出)
研修生(3年次、第1期生): 林 美智子 (メッゾソプラノ) ロメーオ
  山本 美樹 (ソプラノ) ジュリエッタ
賛助出演: 経種 廉彦 (テノール) テバルド
  松山いくお (バリトン) ロレンツォ
  宮本 益光 (バリトン) カペッリオ
合唱: 新国立劇場合唱団
管弦楽: 新国立劇場オペラ研修オーケストラ
* あらすじ
  カプレーティ家の当主カペッリオは、かつて仇敵モンテッキ家との戦いで、モンテッキ家のロメーオに息子を殺され、復讐を誓っている。しかし、ロメーオはカペッリオの娘・ジュリエッタと愛し合っていた。父の決めた婚約者テバルドと無理矢理結婚させられそうになったジュリエッタは、ロレンツォ神父の助けを借りて愛するロメーオのもとへ行こうとする。ロレンツォの計画通り、薬を飲んで仮死状態になったジュリエッタ。彼女が死んでしまったと勘違いしたロメーオは、悲しみのあまり毒をあおぐ。その時ジュリエッタが目を覚ますが、時すでに遅く、ロメーオは彼女の腕の中で息絶え、ジュリエッタも剣で胸を刺してあとを追う。そこへ両家の人々が駆けつける。誰が殺したのかと問うカペッリオに、ロレンツォは「あなたが」と答えるのだった。
 
* 会場はすべて新国立劇場中劇場です。
* 字幕付き原語上演です。
* 入場無料、全席指定です。

お申込方法: 往復ハガキにご住所・お名前・電話番号・観劇希望日及び希望枚数をご記入の上、下記までお送り下さい(ハガキ1枚につき、1公演のみ受付)。
〒151-0071 東京都渋谷区本町1-1-1 新国立劇場事業部研修課HP係 宛
  2000年12月25日(月)必着とし、ご応募多数の場合は抽選とさせていただきます。なお、当選者の発表は、入場券の発送をもってかえさせていただきます。
  お一人様2枚までとさせていただきます。座席のご希望にはそえませんので、あらかじめご了承下さい。
     
お問合せ:   新国立劇場事業部研修課 03(5351)3011(代)
月〜金(祝日を除く)10:00〜17:00


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