新国立劇場からのお知らせ

吉井澄雄氏ご逝去の報を受けて

舞台照明界の第一人者である吉井澄雄氏がご逝去されたとの報に接し、謹んで哀悼の意を表します。


吉井氏には、新国立劇場の計画段階から開場準備に至るまで多大なご尽力をいただきました。また、1993年4月の財団設立当初より2005年3月まで理事をお務めになり、劇場の運営と発展に長年にわたり寄与されました。そのご功績は、新国立劇場にとどまらず、日本の劇場文化の発展にも大きな足跡を残されました。


舞台創作の面においても、新国立劇場開場記念公演 オペラ『建・TAKERU』で照明デザインを担当され、その深い芸術的洞察により作品に大きな力を与えてくださいました。


吉井澄雄氏のご功績に深く敬意を表するとともに心よりご冥福をお祈り申し上げます。



公益財団法人新国立劇場運営財団


オペラ『建・TAKERU』(1997年)