新国立劇場からのお知らせ
マンスリー・プロジェクト2月 トークセッション「戯曲翻訳の現在 Ⅱ」の募集を開始いたしました!
「経験豊かな弦楽四重奏団を描く今回の作品『OPUS / 作品』で登場人物たちは、単独で脚光を浴びる独奏ではなく、合奏でしか得られない妙なる響きの至福を求めています。(...)自分もまた今回の上演を豊かにする弦の一筋となることができればと考えています。」
『OPUS / 作品』 平川大作
「『エドワード二世』は、おぞましい殺され方をした王の悲劇として知られるが、既成の体制や常識に挑むマーロウの反骨精神に満ちている。そのスピリットが観客に伝わることを望んでいる。」
『エドワード二世』 河合祥一郎
「大学三年生のとき、演習の授業で『ピグマリオン』を読んだ。原書で外国の戯曲を読むのは、個人的な興味で読んでいたシェイクスピアを別にすれば、初めての経験だった。これがすこぶる面白かった。(...)その時の初体験の実感を思い出しながら、20歳の自分と相談しつつ、今、テキストを改めて読み直している。やっぱり面白い。」
『ピグマリオン』 小田島恒志
「(...)手強い芝居だ。だが劇場はサルトルを講じる哲学教室ではない。俳優が生身の人間としてもがき合う家族の対話へ、沈黙と叫びとさぐり合う言葉がぶつかりあう生の場へ、訳の言葉を造っていければと思う。」
『アルトナの幽閉者』 岩切正一郎
これらは、公演に伴い寄せられた翻訳家4人の作品に対するメッセージを抜粋したものです。
翻訳劇の重要な要素「翻訳」。上記のメッセージの断片からも4人の個性や、作品との向き合い方を強くうかがうことができます。
2010年12月に行われた第1回目から約3年ぶりとなる『戯曲翻訳の現在』。2013/2014シーズンで新訳に取り組んだ4人の翻訳家が集結し、翻訳劇の魅力や、それぞれの翻訳秘話を楽しく語り合います。
ここ、マンスリー・プロジェクトでしか聞けない特別なトークセッション。皆様のご参加をお待ちしております!!
※2010年12月に行われたトークセッションの様子は、文中の『戯曲翻訳の現在』をクリックでご覧頂けます。
<開催日程>
トークセッション 「戯曲翻訳の現在 Ⅱ」
2014年2月23日(日)6:30
出席者:平川大作(大手前大学准教授)
河合祥一郎(東京大学大学院教授)
小田島恒志(早稲田大学教授)
岩切正一郎(国際基督教大学教授)
聞き手:鈴木理映子(演劇ライター)
会場:小劇場←劇場内の様子はこちらをクリック!
※Googleストリートビューにて劇場内の様子をご覧いただけます。
参加費:無料
応募期間:1/21(火)~2/20(木)
※応募期間を2/20(木)までに延長いたしました!
※1プロジェクトにつきお一人様1回の応募とさせていただきます。
※ご参加には事前申し込みが必要です。
※やむを得ない事情により、企画内容・日程・出演者等が変更になる場合があります。
マンスリー・プロジェクトは、4シーズン目にはいり、ますます多彩、さらに充実!
入場は無料!皆様をお待ちしています!
新国立劇場でしか聞けない演劇講座にトークセッション、そして参加型のワークショップも2回と充実、リーディング公演も見逃せません。
演劇公演をより楽しんでいただくために、お気軽にマンスリー・プロジェクトへお越しください!
※2014年3月に予定しておりましたリーディング公演「秋元松代作品」よりは、 "トークセッション「Try・Angle-三人の演出家の視点」をふりかえって"に変更となりました。
お問い合わせ:新国立劇場情報センター「マンスリー・プロジェクト」受付係 電話03-5351-3011(代)
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