韓国国立劇団研修所との交流の様子をお届けします(6/24更新)
新国立劇場 演劇研修所 第9期生(9名)が韓国国立劇団 次世代演劇人スタジオを訪問し、今後3年間にわたる日韓国立研修所 交流事業の幕を開けました。
韓国国立劇団 次世代演劇人スタジオは、2011年から開始された俳優養成コース(再教育)です。
デビュー後2~3年のプロの俳優を対象とし、6か月間の研修の最後に卒業公演を行います。
今回の訪問では卒業公演の稽古から初日の幕が開くまでの期間を見学させていただきました。
訪問初日、スタジオに入ると温かい拍手に迎えられ、全員の自己紹介が始まりました。
新国立劇場の研修生が「アニョハセヨ」などの韓国語を交えてあいさつすると、韓国の研修生も日本語を交えながら自己紹介してくださいました。
お互いの国の言葉は喋れなくても、間合いや言い方で通じあっているのはさすが俳優を志す者同士。
双方から笑いがこぼれ、早くも意気投合。
卒業公演ではアントニオ・ブエロ=バリェホ作『ある階段の物語』というスペインの戯曲を上演します。
最初の3日間は毎日交互に行われる、通し稽古と場面ごとの稽古を見せて頂きました。
また、卒業公演の稽古だけでなく、ヨガや討論形式の哲学といった授業にも参加しました。
哲学の授業の後には、研修生同士の交流会が行われました。
新国立劇場 演劇研修所の第9期生も今年度で3年次を迎えて、来年の修了公演に向けて数回の舞台実習(公演)を控え、韓国の研修生ととても似た状況にあります。
年齢も20代~30代前半と同年代のため共通の話題にも事欠かないようで、
交流会はあっという間に和気藹藹とした雰囲気に包まれました。
そのほか、池内ヘッドコーチによる身体ワークショップや、通訳の石川樹里さんによるレクチャー、
国立劇団や他劇場の公演を観劇したり、韓国の街を見て回ったりと、今回の訪問は9日間にわたる充実の内容です。
終了後にまた続報をお届けいたしますので、お楽しみに。
※交流の様子が韓国国民日報に掲載されました。写真もございますので、どうぞご覧ください。(6月24日追記)
"한국 배우들의 연기 비결은 무엇인가요?" 입 떡 벌어진 일본 연수생들(韓国語のページです)
http://news.naver.com/main/
출처 : 국민일보 | 네이버 뉴스