新国立劇場演劇公演『怒りをこめてふり返れ』のキャストが、下記のとおり決定しました。

「怒れる若者たち」のムーブメントを起こした問題作
　
日本の近代演劇界に大きな影響を与えた海外名作戯曲を新訳で上演する「JAPAN MEETS...－現代劇の系譜をひもとく－」シリーズの第12弾として、ジョン・オズボーンの『怒りをこめてふり返れ』をお贈りします。

1956年、ロンドンのロイヤル・コート劇場にて初演。それまで英国演劇ではとりあげられなかった、労働者階級社会を初めて描いたと言われています。かつての栄光が陰り国際的にも経済的にも低迷していた50年代の大英帝国への焦燥、不満、怒りをぶちまける姿が観客を挑発し、「怒れる若者たち」という呼び名で社会現象を起こしました。

　
演出に、俳優としてのみならず、演出家としても活躍する千葉哲也を迎え、『わが町』『るつぼ』と同シリーズのテーマを熟知している水谷八也の新訳で、「生きるとは何か」に肉薄し、現代の日本を照射します。

2016/2017シーズン演劇公演

『怒りをこめてふり返れ』

2017年7月　小劇場

作：ジョン・オズボーン

翻訳：水谷八也

演出：千葉哲也

出演：中村倫也　中村ゆり　浅利陽介　三津谷葉子　真那胡敬二

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