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「マリアの首 -幻に長崎を想う曲-」が初日を迎えました

演劇「マリアの首 -幻に長崎を想う曲-」が初日を迎えました。

 

30代の演出家たちが近代演劇の名作に挑むシリーズ企画「かさなる視点―日本戯曲の力―」の掉尾を飾る第3弾として、田中千禾夫の名作『マリアの首』を小川絵梨子演出でお届けします。
終戦後の長崎で、三人の女性の生きざまを軸に、神との対話と平和への祈りを描き、1959年、岸田演劇賞、芸術選奨文部大臣賞を受賞した名作です。戦争や被爆の体験を忘れようとする人々、その爪痕を残し記憶を風化させまいとする人々。さまざまな思いを詩的に、時に哲学的に描きます。
「戦争」とはなんだったのか、「生きていく」とはなんなのか。生々しい人間関係を繊密に描くことに定評がある演出家・小川絵梨子が「戦争」に向き合います。どうぞご期待ください。

 



左から伊勢佳世、鈴木杏、斉藤直樹


こちらから稽古場映像とインタビューをご覧いただけます。https://youtu.be/SH8_mMikkYM