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演劇「三文オペラ」の制作発表が行われました

7月24日(木)、演劇公演「三文オペラ」の制作発表が行われました。

 

発表の場には演出の宮田慶子 新国立劇場演劇芸術監督、新翻訳を手がけた谷川道子氏、音楽監督の島 健氏のほか、音楽劇初挑戦の主演の池内博之氏、NYで研鑽を積み、帰国後初の舞台出演となるソニン氏をはじめ、ミュージカル界で活躍する島田歌穂氏、石井一孝氏、大塚千弘氏、演劇界の実力派であるあめくみちこ氏、山路和弘氏らこの作品を彩る魅力的なキャストが集結。作品への意気込みを語りました。

 

演出の宮田監督は今回の「三文オペラ」について、個人的にとてもやりたかった作品とのこと。「登場人物皆が、幸せな生活を求めて世の中をたくましく、力強く生き抜いていく。今のような時代だからこそ意味があると思います。また女性の魅力に満ちた舞台でもあります。そして女性が魅力的に見えるために、男性陣はさらに魅力的であるように、と考えています」と、熱く語りました。

 

主役のメッキースを演じる池内氏は、今回が初めての音楽劇出演となります。音楽がむずかしいと打ち明けつつも「自分にとって大きな挑戦」と語り、「登場人物全員が主役のような、エネルギッシュな芝居です」と、初日への期待を大いに抱かせました。

 

ポリー・ピーチャムを演じるソニン氏はニューヨークでの一年半に及ぶ研修を終えての出演となります。「帰国して初めてのお仕事が舞台でとても嬉しいです」「これまでとは違う三文オペラにしたい」と初々しい表情で抱負を述べました。

 

そのほか、「音楽が複雑でセリフも多い」けれど「台本を読んでみて、三文オペラってこんな分かりやすいお話だったのかと改めて思った」など、原作に立ち返って新翻訳された「三文オペラ」。現場ではとてもパワフルかつ楽しくリハーサルの進んでいる様子が出演者のコメントから窺えました。

混沌として猥雑、エネルギッシュで貪欲、けれども魅力にあふれた登場人物たちが描き出す悲喜こもごもの物語。

この秋に新国立劇場がお送りする新生「三文オペラ」、どうぞご期待ください!

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左より、宮田慶子(演出)、谷川道子(翻訳)、あめくみちこ、石井一孝、池内博之、ソニン、山路和弘、島田歌穂、大塚千弘、島健(音楽監督)の各氏


 

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