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演劇公演「テンペスト」の制作発表が行われました


4月9日(水)、演劇公演『テンペスト』の制作発表が行われました。

新国立劇場初登場となるシェイクスピア最晩年の傑作を、2011年11月『天守物語』で泉鏡花の耽美世界を見事に現代に甦らせた白井晃氏が演出する期待の公演です。

制作発表には、演出の白井氏、宮田慶子新国立劇場演劇芸術監督のほか総勢10名のキャストが集合し、作品への意気込みを熱く語りました。


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白井氏曰く、今回の演出コンセプトは "小さなテンペスト" 。「『テンペスト』というとスペクタクルに目が行きがちになるが、この舞台はプロスペローという"一人の男の記憶の物語"としてたちあげたい」と述べ、「古谷さんの中にあるドラマを、プロスペローと重ねられれば」と語りました。また、舞台美術に関しては「我々にとっての"島"とは何なのか」というテーマのもと構想しているなど、今回の舞台の魅力についてお話しいただきました。


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主役のプロスペローを演じる古谷一行氏は、「はじめは膨大な量の台詞をこなせるのかと不安がありましたが、白井さんの演出ビジョンを聞き、読みあわせを経て今は自分の中に非常に良い感触があります」と述べ、「自分にとっても大きな挑戦。面白い芝居にします」と今回の舞台への意気込みを語りました。


ほかにも「シェイクスピアの言葉を力強く読み、一緒に戦ってくれるメンバー」と白井氏が太鼓判を押す魅力的なキャストのもと、中劇場でどのような『テンペスト』の世界がたちあがるのか、期待が高まります。

『テンペスト』公演は5月15日(木)から、チケット好評発売中です。


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