演劇公演関連ニュース

平成25年度(第64回)芸術選奨<演劇部門>文部科学大臣新人賞のお知らせ


文化庁から、平成25年度(第64回)芸術選奨文部科学大臣賞及び同新人賞の受賞者が発表されました。

新国立劇場主催演劇公演関連の受賞内容につきまして、下記のとおりお知らせします。


◆芸術選奨文部科学大臣新人賞<演劇部門>
森新太郎 (「エドワード二世」ほかの演出に対して)

(3月13日文化庁発表の贈賞理由)

森新太郎氏が演出し上演された劇団昴(すばる)公演・サルトル作「汚れた手」は,劇団民藝(みんげい)が半世紀前に上演した古典的な実存主義的政治劇を現代によみがえらせた。同じく氏の演出による新国立劇場公演・マーロウ作「エドワード二世」もエリザベス朝時代に14世紀の国王を風刺した古典劇を現代劇として表現した。「汚れた手」も「エドワード二世」も今は上演される機会の少ない作品だが,氏は舞台美術,照明を生かした演出により,現代の観客の前に普遍的な作品として新たに提示した。


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「エドワード二世」舞台より(左から柄本 佑、下総源太朗)


 


◆文化庁 芸術選奨とは
優れた業績を上げた芸術家等の功績をたたえるための賞で、昭和25年度に発足した。
演劇,映画,音楽,舞踊,文学,美術,放送,大衆芸能,芸術振興,評論等,メディア芸術の11分野において,その年に優れた業績をあげ,新生面を開いた人に贈られる賞。
芸術選奨文部科学大臣賞または芸術選奨新人賞がある。