警視総監タイガー・ブラウンとルーシー・ブラウン父娘を演じる石井一孝さんと大塚千弘さんのインタビューです。
ぜひご覧ください。
2014年9月4日 石井一孝&大塚千弘インタビュー動画アップしました。
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2014年9月2日 「三文オペラ」とブロードウェイ
『三文オペラ』は演劇やオペラのジャンルで上演されることもありますが。もちろんミュージカルとしての上演歴も数多くあります。ブロードウェイでは、一番最近ですと2006年にアラン・カミング主演の、とってもダークなヴァージョンが話題になりました。
さて、そんなブロードウェイ2014シーズンは、現在トニー賞の発表を受けて沸きに沸いております。今日皆さまにご紹介したいのは『アラジン』。おなじみディズニー映画のブロードウェイ化で、『美女と野獣』『ライオンキング』『メリーポピンズ』『リトルマーメイド』『ニュージーズ』に続き6作品目。今回の『三文オペラ』に出演の石井一孝さんも、『アラジン』吹き替え版ではアラジンの歌パートを担当されてらっしゃる名作です。
ミュージカル版の『アラジン』は、もちろんブロードウェイ全体の中でもとっても大がかりなショーで連日満席、TKTSでもディスカウントは全く出ておらず、当日券を求める人の列が毎日のようにできております。砂漠のセットから町中に早変わり、色とりどりの衣装にスパイスとして様々なマジックが…。空飛ぶ絨毯に乗って歌う『ホール・ニュー・ワールド』のシーンなんて、本当に飛んでいるとしか思えない魔法の絨毯と、きれいなセットに思わずため息が……。
しかし、なんといっても今回の立役者は、今回トニー賞も受賞したジーニー役のジェイムズ・モンロー・アイグルハートでしょう。彼がカンパニーと歌う『フレンド・ライク・ミー』は8分間のビッグナンバーですが、ディズニーならではの「こうきたか!」という仕掛けもあり、1幕途中にもかかわらず観客はスタンディング・オベーション。ショーが一時中断してしまう“ショー・ストップ”が起きています。このナンバーを聴くためだけにニューヨークに足を運んでもいいかもしれませんよ!
そうそう、先日は俳優のロビン・ウィリアムズさんが亡くなったとの悲しい知らせがありましたが、実は彼は映画版のジーニーの声を担当。ブロードウェイのシアターではトリビュートとして、『アラジン』の公演終了後にキャストと観客が全員で『フレンド・ライク・ミー』を熱唱しました。舞台俳優としてブロードウェイの舞台に立ったこともある彼、いつか新国立劇場の舞台で彼の出演作を観ることができたらいいなぁ。
ちなみに2006年版『三文オペラ』のトニー賞ノミネートはリバイバル作品賞と助演男優賞の2部門。助演男優賞は「乞食王ピーチャム」役のジム・デイルでした。新国立劇場では青年座出身の山路和弘さんがユーモアたっぷりに演じます。
今後も『三文オペラ』周辺情報をミュージカルなどの情報も含めてお伝えして参ります。ミュージカル好きな方も是非是非ご来場くださいませ!!
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2014年8月22日 世界のマック・ザ・ナイフ
『三文オペラ』の冒頭の歌「マック・ザ・ナイフ」は、いまやスタンダードナンバーとなっており、みなさんも一度は耳にしたことがあるのではないのでしょうか。この特設サイトのトップページで流れています。歌詞は主役メッキースの悪事を連ねておりちょっぴりダークなのですが、曲はいたって陽気でシンプル!
この魅力的なメロディーに惹かれ、ジャズの巨匠たちが様々なアレンジを加えて世に送り出しています。
まずはルイ・アームストロング。「サッチモ」の愛称でも知られたジャズ界の巨星です。
1955年の録音の折には、ヴァイルの奥さん(当時既に未亡人ですが)で、「三文オペラ」にも酒場のジェニーで出演したロッテ・レーニャがスタジオにいたとのこと。この録音で歌詞に「ロッテ・レーニャ」が出てくる所以です。
そしてエラ・フィッツジェラルド。1960年の「Ella in Berlin ?Mack the Knife」は彼女の最も有名なライブレコーディングのひとつで、グラミー賞など複数の有名な賞をとっています。エラは歌詞を途中で忘れてしまい、彼女が敬愛するルイ・アームストロングなどの名前をいれてアドリブで歌うのですが、それがカッコイイ!エラの魅力全開です。
1956年にサックスのソニー・ロリンズが、トミー・フラナガン(ピアノ)、ダグ・ワトキンス(ベース)、マックス・ローチ(ドラム)という豪華メンバーでレコーディングしたとってもクールな「マック・ザ・ナイフ」も一度は聞いておきたい録音です。
その他にも、スティング、ロビー・ウィリアムズなどもカヴァーしており、現在も多くの人々を魅了する「マック・ザ・ナイフ」。今回の新国立劇場の「三文オペラ」でもとっても素敵に仕上がってきています。ぜひぜひ、劇場で「マック・ザ・ナイフ」をご堪能くださいね。
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2014年8月6日 制作発表が行われました!
7月24日(木)、演劇公演「三文オペラ」の制作発表が行われました。
発表の場には演出の宮田慶子 新国立劇場演劇芸術監督、新翻訳を手がけた谷川道子氏、音楽監督の島 健氏のほか、音楽劇初挑戦の主演の池内博之氏、NYで研鑽を積み、帰国後初の舞台出演となるソニン氏をはじめ、ミュージカル界で活躍する島田歌穂氏、石井一孝氏、大塚千弘氏、演劇界の実力派であるあめくみちこ氏、山路和弘氏らこの作品を彩る魅力的なキャストが集結。作品への意気込みを語りました。
演出の宮田監督は今回の「三文オペラ」について、個人的にとてもやりたかった作品とのこと。「登場人物皆が、幸せな生活を求めて世の中をたくましく、力強く生き抜いていく。今のような時代だからこそ意味があると思います。また女性の魅力に満ちた舞台でもあります。そして女性が魅力的に見えるために、男性陣はさらに魅力的であるように、と考えています」と、熱く語りました。
主役のメッキースを演じる池内氏は、今回が初めての音楽劇出演となります。音楽がむずかしいと打ち明けつつも「自分にとって大きな挑戦」と語り、「登場人物全員が主役のような、エネルギッシュな芝居です」と、初日への期待を大いに抱かせました。
ポリー・ピーチャムを演じるソニン氏はニューヨークでの一年半に及ぶ研修を終えての出演となります。「帰国して初めてのお仕事が舞台でとても嬉しいです」「これまでとは違う三文オペラにしたい」と初々しい表情で抱負を述べました。
そのほか、「音楽が複雑でセリフも多い」けれど「台本を読んでみて、三文オペラってこんな分かりやすいお話だったのかと改めて思った」など、原作に立ち返って新翻訳された「三文オペラ」。現場ではとてもパワフルかつ楽しくリハーサルの進んでいる様子が出演者のコメントから窺えました。
混沌として猥雑、エネルギッシュで貪欲、けれども魅力にあふれた登場人物たちが描き出す悲喜こもごもの物語。
この秋に新国立劇場がお送りする新生「三文オペラ」、どうぞご期待ください!
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2014年6月26日 ブログ&コラムページをオープンしました!
演劇「三文オペラ」のブログ&コラムページをオープンいたしました!
これからは定期的に公演に関する最新情報や関連情報を
随時、更新してまいりますので、どうぞお楽しみに!
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